〈このミステリがヤバい!〉本格ミステリ厳選フェア開催中! 青崎有吾・阿津川辰海・斜線堂有紀・円居挽各氏推薦&名作『キドリントンから消えた娘』復刊!
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〈このミステリがヤバい!〉本格ミステリ厳選フェア開催中! 青崎有吾・阿津川辰海・斜線堂有紀・円居挽各氏推薦&名作『キドリントンから消えた娘』復刊!

 早川書房ではハヤカワ・ミステリ文庫レーベルより〈このミステリがヤバい!〉フェアを全国書店で開催中! 超安直なフェア名ですが、語彙が脳から消滅するほどのサプライズに満ちた‟ヤバい”本格ミステリ作品を厳選しました! 人気ミステリ作家の方々からいただいた推薦コメントとともに、各作品をご紹介いたします。

キドリントンから消えた娘』コリン・デクスター/大庭忠男訳

キドリントン_2020新カバー

青崎有吾氏 推薦!――「メインテーマは〈家出〉。事件の深度に気づくころには、本を閉じられなくなっている」

二年前に失踪した娘バレリーから両親に無事を知らせる手紙が届いた。彼女は生きているのか、だとしたら今はどこでどうしているのか。捜査を引き継いだモース主任警部は、ある直感を抱く。‟バレリー・テイラーが死んでいることははほとんど確実だと思う”――。

英国本格ミステリの巨匠コリン・デクスターの代表作がこのフェアにあわせてついに復刊! 「消えた女性は生きているのか? 死んでいるのか?」――この謎を巡って事件とモース主任警部の推理は二転三転どころではなく逆転に次ぐ大逆転を魅せます。モース初登場の『ウッドストック行最終バス』も併せてどうぞ。なお現在、電子版ならシリーズ全巻お読みいただけます。『ジェリコ街の女』『謎まで三マイル』などの傑作群も是非!

『魔術師を探せ!〔新訳版〕』ランドル・ギャレット/公手成幸訳

魔術師を探せ!〔新訳版〕

阿津川辰海氏 推薦!ーー「並行世界の英国、魔術による捜査、不可解な犯罪。とくと見よ。魔術の世界に、かくも鮮やかに推理は息づく」

われわれの世界とは異なった歴史を歩んだ欧州では、産業革命の代わりに魔術が発達していた。魔力である〈タレント〉は持たないものの、たぐいまれな推理力を発揮する捜査官ダーシー卿と、上級魔術師のショーンのバディは、彼らでないと解決できない特殊な事件の捜査に当たる――。

魔術が発達した別世界のヨーロッパを舞台に、本格ミステリ×ファンタジーにしてエスピオナージュの興趣も兼ね備えた三篇を収録した逸品です。推理もので魔法が使えるなら何でもアリでは?と思うなかれ。科学捜査の発展形ともいえる魔術(例えば被害者が死に際に見た最期の光景の再現など)を巧みに物語に絡めることで、本作は一層ミステリとしての面白さが増しているのです! なおダーシー卿が登場する長篇作に『魔術師が多すぎる』(品切れ中)があり、いつか復刊させたいという個人的な野望が本記事筆者にはあります。まずは本作をお手に取ってみてください!


『第四の扉』ポール・アルテ/平岡敦訳

第四の扉

斜線堂有紀氏 推薦!ーー「交霊×密室×フーディーニ! この小説は、読者を何度驚愕させられるかというポール・アルテの挑戦そのものだ」

幽霊が歩き回る噂のある屋敷に移り住んできた霊能者の夫妻は、関係者を集めて交霊実験を試みる。それは新たな事件の幕開けだった。死体を担ぐ人影、別々の場で同時に目撃された男、そして呪われた部屋で起こる密室殺人――奇術のごとく繰り出される謎また謎! その真相とは!?

フランスの密室王ポール・アルテの長篇デビュー作。文庫で300頁弱と海外ミステリ長篇にしては短めの作品にこれでもか!と本格ミステリ的趣向を盛り込んだ強烈な作品です。巷にあふれるありとあらゆる「ラストの衝撃」ものでも、本作は一際強烈な印象を残すこと間違いなし。なお、本作から始まる〈ツイスト博士シリーズ〉の未訳作にして、ミステリ作家の故・殊能将之氏に「茫然自失状態になるほどすごい」「傑作」といわしめた『死まで139歩(仮)』は本年刊行予定です。

『ジェゼベルの死』クリスチアナ・ブランド/恩地三保子訳

ジェゼベルの死

円居 挽氏 推薦!――「超絶技巧(はなれわざ)だ。一つの事件を丁寧にいじくり倒し、丹念にひっくり返す……なのにあの真相に気づけないなんて!」

「おまえは殺されるのだ」――舞台劇(ページェント)の公演を前にして、出演者に死の予告状が届いた。そして当日、悪女として有名なイゼベル(ジェゼベル)が命を落とす。演者と観客が見守る〈密室状態〉の中で……。現場にいたコックリル警部は謎を解くことができるのか?

なんと〇〇で「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」という〇〇な〇〇〇〇〇本格ミステリの限界に挑んだ恐るべき作品であり、『緑は危険』『自宅にて急逝』『はなれわざ』など名作揃いのクリスチアナ・ブランド長篇の中でもベスト・オブ・ベストの作品です。謎の不可解さ、解決篇への劇的な盛り上がり、キレ味鋭い結末など本格ミステリ史に永遠に刻まれる本作、この機会に是非!

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いずれも一切ハズレなしです!



(書影等はハヤカワ・オンライン、Amazonにリンクしています。)





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