【話題の新刊】キム・リゲット/堀江里美訳『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』
早川書房では11月16日に、キム・リゲット/堀江里美訳『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』を発売します。本作は、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーにランクインし、20カ国以上で版権が売れ、エリザベス・バンクス監督で映画化決定している超話題作。『侍女の物語』×『蠅の王』のディストピア小説としても高く評価されています。
刊行前にゲラを読んでくださった書店員さんからは既に絶賛の嵐。怒涛の展開に一晩で読み終える方が続出しています。
刊行に際してプルーフも完成(下記画像)。
今年の冬注目の翻訳小説をお見逃しなく!
〇あらすじ
「だれもグレイス・イヤーの話はしない。禁じられているからだ」
ガーナー郡では、少女たちに“魔力”があると信じられている。
男性を誘惑したり、妻たちを嫉妬に狂わせたりできるのだと。
その“魔力”が開花する16歳を迎えた少女たちは、
ガーナーの外に広がる森の奥のキャンプに一年間追放される。
“魔力”を解き放ち、清らかな女性、そして妻となるために。
この風習について語ることは禁じられていて、
全員が無事に帰ってくる保障もない。
16歳を迎えるティアニーは、
妻としてではなく、自分の人生を生きることを望みながら、
〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう。
キャンプではいったい何が? そして、魔力とは?
生死をかけた通過儀礼が、始まる──。
〇著者について
キム・リゲット
アメリカ中西部出身。16歳の時にミュージシャンを目指してニューヨークに移り住み、ロックバンドなどのバックシンガーを務めた。40代で小説を書き始め、2015年にロマンス・ホラー小説 BLOOD AND SALT でデビュー。2019年に刊行された本作は長篇5作目にあたり、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーほか多くのリストにランクインし注目された。また、「チャーリーズ・エンジェル」の監督・脚本も務めたエリザベス・バンクス監督で映画化が予定されている。ロサンゼルス在住。
★SFマガジン12月号にて著者インタビューが掲載されました!
〇訳者について
堀江里美
翻訳家。訳書『ザ・ガールズ』エマ・クライン、『美について』ゼイディー・スミス、『ガールズ・オン・ザ・ロード』ニコシア&サントス、『黄金の街』リチャード・プライス他多数。
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