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【ハヤカワ文庫のミステリフェア開催中】これがシリーズ最高傑作〈名探偵ポアロ〉シリーズ

「灰色の脳細胞」で有名な名探偵ポアロ。クリスティーが生み出した小柄なベルギー人探偵は多くの映像化作品にも登場し、日本のお茶の間でもすっかりおなじみのキャラクターです。数ある登場作のなかでなにを読めばいいのか迷っているかたに、ぜひおすすめしたい作品がこちら!


ABC殺人事件』★フェア参加作品

ABC殺人事件

ポアロのもとに届いた予告状のとおり、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺害された。現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。まもなく、第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され……。新訳でおくる、著者全盛期の代表作。(解説 法月綸太郎)


スタイルズ荘の怪事件

スタイルズ荘

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。調査に乗り出すのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命したエルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場。(解説 数藤康雄)


カーテン

カーテン_重版新カバー

ヘイスティングズは親友ポアロの招待でスタイルズ荘を訪れた。老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。その影に真犯人Xが存在する。しかもそのXはこのスタイルズ荘にいるのだ……全盛期に執筆されながらも封印されてきた問題作。新訳決定版。(解説 山田正紀)


ポアロ登場

ポアロ登場

有名な女優のもとにダイヤの盗難予告が届いた。依頼を受けたポアロは、ダイヤにまつわる因縁話の裏にひそむ秘密を、みごとに看破する─「〈西部の星〉盗難事件」をはじめ、ポアロが手がけた初期の事件14篇を収録。彼のキャラクターの形成過程を知るうえでも興味深い処女短篇集、新訳版。(解説 香山二三郎)