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【10月6日(金)発売】『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』(ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳)書店員さんからの絶賛コメント紹介

早川書房から10月6日(金)刊行の『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』(ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳)。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りし、2022年のAmazon.comのベストブックにも選ばれた、英語圏100万部突破の話題作です。2016年に『書店主フィクリーのものがたり』で日本でも本屋大賞翻訳小説部門の第1位を獲得し、人気の高いガブリエル・ゼヴィンが、ゲーム制作という全く異なるテーマで描いた、早川書房が2023年に贈る、最高の翻訳エンタメ小説です。こちらのnoteでは、書店員さんからの絶賛コメントの一部をご紹介いたします。

(書影をクリックするとAmazonのページにとびます)

NEW!!
ゲームをほとんどしない人生だったので楽しめるか不安でしたが、とても良かったです!セイディとサムの2人にとって、ゲームは全力で取り組む仕事であり、心から楽しめる趣味であり、親友とつながれるツールでもある。そんなすてきなものを持っている2人がうらやましくなりました。ゲームをしない人でも、何か夢中になれるものを持っている人は、きっとこのお話に共感してしまうだろうと思います。

丸善 丸の内本店 玉井佐和さん

ゲーム作りという同じ夢を持った、男女2人の、30年にわたる心の交流が丁寧に細やかに描かれていて、まるで2人の気持ちが伝わってくるようでした。また、時にぶつかり、すれ違うこともあるけれど、その度に絆を結びなおし、強くしなやかに前進していく姿に、熱い勇気をいただきました。大切すぎるからこそ伝えられない本当の気持ち。失いたくないからこそ打ち明けられない想い。物語のすみずみまでに、切ないほど美しい愛がひしめいていて、心が揺らめきました。また、「恋」や「愛」という言葉やかたちを越えた、相手を大切に想う気持ちに、みずみずしく豊かな気持ちがあふれました。ずっと輝きを失わない、きらめく宝石のような青春小説。そして、最高にハートフルで、ドラマティックな明日が続いていくような、希望があふれた物語。ゲームオーバーになっても、あきらめなければ、何度でもリスタートできるという無限大パワーをいただきました!読後も、明日も明後日も、「好き」という気持ちがどんどん育っていく、ワクワクが止まらない好奇心と探求心の風に包まれました!!

紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん

ゲームをほとんどしない世代なので、ゲーム制作にかかわる人、ゲームにはまる人は架空の世界、血の通わない世界が好きなのだ…と勝手に思い込んでいた。この物語の主人公二人は、まさにゲームの黄金時代が来ようとしている時に出会い、三十年余の時をゲームとともに生きていくことになる。幼い二人をまず結びつけたのはゲームだし、ゲームの世界で最高のパートナーとなって人生が思わぬ方向に動いていく歳月が、作られたゲームのストーリーと交錯しながら描かれるところがよくできている。
"ネガティヴな感情を原動力にしてきたセイディ"と"愛する人をより美しく、よりよいものにみせるような光で照らすことを才能とするサム"の二人の物語は、ゲームという最新の創作手段をテーマにしながら、人生はゲーム以上に面白い、ということを教えてくれる“小説”になった。

平安堂長野店 町田佳世子さん

ゲームの世界ではマイノリティである女性のセイディ。コリア系アメリカ人の母を持つサム。マークスの両親もまた社会的マイノリティ。一緒に働く同僚も…と友人や愛情だけでなく社会的なマイノリティの苦悩も描かれている。私はゲームにかなり疎いのですが、熱狂するゲームの世界観を味わえたような高揚感。ゲームってめっちゃ奥深くて面白いんですね。
夢を追い同じ道を歩いていた二人の関係が少しずつ変わっていく様は、心を掻きむしられるようだった。特にセイディ!!!お願いだから!って何度懇願したことか。長年に渡る二人の関係は、親友って言葉には例えられないものだよね。だって私も知ってるもの!と、ヤキモキしたり腹を立てたり感情移入してしまいました。二人に寄り添ってきたマークスも絡み合い、切ない想いにどっぷりと惹き込まれてしまった。
きっといつかリスタートできる。なんて粋なエンディングなんだろう。心が跳びはねてしまった。素晴らしい物語でした。

未来屋書店大日店 石坂華月さん

いちばん近くにいるからこそ、時には顔も見たくなくなるし、心の底から憎くなったりもする。なのに何かうれしいことがあれば、一番に聞いてほしかったりもする。お互いに対する感情が実にリアルで、だからこそここまで引き込まれるのでしょう。きらきらしているだけの関係では決してない。なのにそんな二人が無性にまぶしい。

紀伊國屋書店 徳島店 吉田咲子さん 

お互いにゆずれないことがあるから衝突するしケンカもする。でも、目指すところやゲーム作りへの情熱は同じなのだな。なかなか気付けないことですが、読後にそう感じました。

鹿島ブックセンター 鈴木順子さん
(本屋さんの店頭では、こちらのパネルも展開中です)

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