ゲームを楽しむために、SFとファンタジイを読みたい!
ゲームを楽しんで、小説も読もう! ゲームの原作小説や、ゲームを題材にしたSFを紹介する記事です。
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・アンドレイ・サプコフスキ〈ウィッチャー〉シリーズ(『ウィッチャーⅠ エルフの血脈』は川野靖子・天沼春樹 訳、Ⅱ~Ⅴ巻は川野靖子 訳)
〈ウィッチャー〉シリーズ、日本ではゲームのほうが有名ですが、小説が原作です。小説の「その後」がゲームになりました。ドラマ化もされ、Netflixで配信されています。
下はドラマ配信前に作った記事ですが、よかったらご覧ください。
・ピーター・トライアス『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』中原 尚哉 訳
メカのカバーイラストが話題のこの作品は、主人公がもとゲームデザイナーでいまは検閲局でゲームの検閲を担当しているという設定です(それ以外にも、いろいろなところでゲームへのオマージュが)。星雲賞受賞海外長編部門受賞、本屋大賞翻訳小説部門2位。新書サイズの新★ハヤカワ・SF・シリーズ版と文庫版(上下巻)でお読みいただけます。先日シリーズ完結篇の『サイバー・ショーグン・レボリューション』が刊行されました。
第二次世界大戦で日本とドイツが勝利し、アメリカ西海岸が日本の統治下におかれて、40年。巨大ロボット兵器「メカ」が闊歩するこの「日本合衆国」で、検閲局に勤める帝国陸軍の石村大尉は、特別高等警察の槻野(つきの)課員の訪問を受ける。槻野は石村のかつての上官、六浦賀将軍の消息を追っているという。高名な軍事ゲーム開発者の六浦賀(むつらが)は、先の大戦でアメリカが勝利をおさめた改変歴史世界を舞台とするゲーム「USA」をひそかに開発し、アメリカ人抵抗組織に協力しているらしい。石村は槻野とともに六浦賀将軍を捜索することになるが――21世紀版『高い城の男』の呼び声が高い話題沸騰の改変歴史SF。解説/大森望
・アーネスト・クライン『アルマダ』池田 真紀子
著者はスピルバーグ監督映画『レディ・プレイヤー1』原作者です。
幼い頃に父を亡くして、田舎町の中古ゲーム店でバイトをしながら母と暮らす高校生のザック。彼は異星艦隊と戦うオンラインゲーム《アルマダ》で世界6位の実力を持つゲーマーでもあった。そんなザックの日常は、あるとき校庭に降り立った1隻の宇宙船によって終わりを告げる。実は人類は現在滅亡の危機にあり、《アルマダ》のプレイヤーこそが地球の命運を握るのだという――現代最注目のギーク作家による渾身のSF長篇
・グレッグ・イーガン『ゼンデギ』山岸真 訳
記者のマーティンは、イランで歴史的な政権交代の場に居合わせ、技術が人々を解放する力を実感する。15年後、余命を宣告された彼は、残される幼い息子を案じ、ヴァーチャルリアリティ・システム〈ゼンデギ〉の開発者ナシムに接触する。彼女の開発した脳スキャン応用技術を用いて〈ゼンデギ〉内部に〈ヴァーチャル・マーティン〉を作り、死後も息子を導いていきたいと考えたのだが……。現代SF界を代表する作家の意欲作
・オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』 田中一江 訳
地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆるスクールの訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作
・オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ』 金子浩・金子司・山田和子 訳
「エンダーのゲーム」の短篇バージョンが読めます。
生後6カ月でリズムと音程への才能を認められ、2歳にして音楽の天才と評されたクリスチャンセン。 人里離れた森の奥で、いっさいの人工的な音から遮断され、ただ鳥の声や風の歌声だけを聴いて育った彼はやがて……表題作ほか、異星人の攻撃から地球を守るため設立されたバトル・スクールで最高の成績をおさめた少年エンダーの成長を描く処女作「エンダーのゲーム」など、独創的なアイデアと奔放華麗な想像力で描く傑作11篇。解説/キャラメルボックス代表・演出家 成井豊
・ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』黒丸尚 訳
電脳空間がバーチャルリアリティだから……(じゃっかん苦しい)。
〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ、ケイスは空虚な日々を送っていた。今のケイスはコンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だがその能力再生を代償に、ヤバい仕事の話が舞いこんできた。依頼を受けたケイスは、電脳未来の暗黒面へと引きこまれていくが……華麗かつ電撃的文体を駆使して放つ衝撃のサイバーパンクSF!
・芝村裕吏〈セルフ・クラフト・ワールド〉
大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)である〈セルフ・クラフト〉のゲーム世界では、人工生命"G-LIFE"が奇跡の独自進化を遂げていた。ゲーム内のド田舎村で旅人を迎える役目のエリスは、九州女性(?)のノンプレイヤーキャラクター(NPC)。砂漠で彼女の命を救ったプレイヤーのGENZ(ゲンツ)は、G-LIFEの不可思議な生態を研究しているという。そこへ謎のハッカー集団の侵入事件が──世界最高の熊本弁ファンタジーSF! イラストレーション:toi8
・クリストファー ゴールデン『アサシン クリード〔公式ノヴェライズ〕』武藤陽生 訳
人気ゲーム原作の映画を小説化。