見出し画像

『三体』劉慈欣の原点。長篇デビュー作『超新星紀元』7月19日刊行!

ベストセラー『三体』でその名前を世界に轟かせた中国SFの至宝・劉慈欣。早川書房では、このたびその長篇デビュー作品である『超新星紀元』を7月19日に刊行いたします!

『超新星紀元』
劉慈欣=著
大森望、光吉さくら、ワン・チャイ=訳
カバーイラスト/冨安健一郎
カバーデザイン/早川書房デザイン室

時は現代。太陽系から8光年の距離にあるひとつの恒星――"死星"が超新星爆発を起こし、やがて地球に大量の放射線が降り注ぐ。その中に含まれていた未知の高エネルギー宇宙線には、人体細胞の染色体を破壊する致命的な効果があることが判明。生き延びられるのは、染色体に自己修復能力がある若い人類――その時点で12歳以下の子どもたち――だけ。いまから1年後、大人たちはすべて死に絶え、人類文明は14歳未満の子どもたちに託される。子どもしかいない“超新星紀元”の社会は、いったいどうなってしまうのか? 大人たちは、残り少ない時間を使って、伝えられるかぎりのことを子どもたちに伝えようとするが……。

《三体》三部作で世界を震撼させた中国SFの巨星・劉慈欣が若き日に着想を得た、記念すべき第一長篇がついに邦訳刊行。のちの《三体》へとつながる、劉慈欣ならではの魅力が濃縮された衝撃的な黙示録。

デビュー作でありながら、のちの『三体』につながる、驚くほどのストーリーテラーぶりが発揮されている本作。劉慈欣らしさがぎゅっと詰まった一冊になっています! シリーズ作ではないので、劉慈欣作品デビューにもおすすめ! ぜひお楽しみください。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!