10月19日発売の『アポカリプス・ベイビー』(ヴィルジニー・デパント著)書影公開です!
私立探偵と調査員の凸凹コンビが活躍するシスター・バディ小説が10月19日に早川書房から刊行されます。刊行に先駆け、『アポカリプス・ベイビー』の書影が公開されました。
帯を付けたときと帯を外したとき、表情が全く異なるカバーを楽しめるのは紙の本ならでは。ぜひお近くの書店でご予約ください。
あらすじ
パリの調査会社に勤めるルーシーは、30代半ばになってもぱっとしない自分の生活や仕事に嫌気がさしていた。ある日、素行調査をしていた15歳の少女、ヴァランティーヌが行方不明になる。途方に暮れたルーシーは、裏社会で名をはせる凄腕の女性私立探偵、ハイエナに助けを求める。ヴァランティーヌの家族や友人に聞き込みを重ねるうち、少女がバルセロナに向かったことを知る。ルーシーとハイエナの凸凹コンビは一路、車で同地へ。ヴァランティーヌを見つけ出し、任務は完了したかのように思えた。あの日、あの事件を知らされるまでは―。
装幀/albireo
著者略歴
1969年、フランス、ナンシー生まれ。作家、映画監督、ミュージシャン、翻訳家と多方面で活躍する。1993年、『バカなヤツらは皆殺し』で作家デビュー。エッセイ『キングコング・セオリー』や小説〈ヴェルノン・クロニクル〉シリーズ(早川書房から2巻まで刊行)などで知られる。2015年から2017年に刊行された同シリーズ三部作はフランスでミリオンセラーを達成。2010年に刊行された本書『アポカリプス・ベイビー』は、フランス社会への深い洞察力と人間心理の描き方が高く評価され、15の言語で翻訳が決定。フランスの権威ある文学賞、ルノードー賞を受賞し、ゴンクール賞の最終候補にも残った。名実ともに現代フランス文学を代表する作家の一人である。
書誌情報
著者:ヴィルジニー・デパント
訳者:齋藤可津子
本体価格:税抜き2,400円(税込み2,640円)
ISBN:978-4152100559