【開催中!!】どんな困難な時代であっても、前を向いて凛と生きる……ハヤカワ時代ミステリ文庫創刊一周年記念フェア
昨年9月に創刊したハヤカワ時代ミステリ文庫が、おかげさまで一周年を迎えることが出来ました! 江戸に、戦国に、謎を解くヒーロー/ヒロインここにあり! ということで隔月刊行でお届けしている同レーベルはもうお手に取られましたか? 時代小説はちょっと苦手……というかたにも、冒険もの・探偵もの・恋愛もの・料理ものと、幅広いジャンルのなかからお気に入りが見つかるはずです。
今回のフェアではそのなかでも、江戸時代にさまざまな苦難を乗り越えながら自分の人生を凛と輝かせる女性たちの物語を集めました。料理で人の心を癒そうとする娘、人助けを生業にする元花魁、江戸と外国の懸け橋になろうとする姉妹などが登場します。
全国主要書店で順次開催中です。彼女たちの姿、応援してみませんか?
フェアのメイン作品
吉原美味草紙 おせっかいの長芋きんとん
出水千春・著
父を亡くし、大坂から江戸にでてきたさくら。彼女には一人前の料理人になり店をもつ夢があった。だが、吉原の妓楼〈佐野槌屋〉の台所ではたらくことに。乏しい食材でも自慢の腕をふるい、様々な悩みを解きほぐす――花魁の落涙の理由、男衆の暴れ騒ぎ、人形師の心の迷い……温かく人を包み込む、人情料理物語。
寄り添い花火 薫と芽衣の事件帖
倉本由布・著
札差の娘で岡っ引きの薫と、同心の娘なのに薫の下っ引きをする芽衣はともに十五歳。ある日、芽衣が長屋の前に捨てられた赤子を見つける。ふたりで親探しを始めるが、そんな折にある札差で赤子の神隠しがあり、寝床には榎の葉が一枚残されていたという不思議が……ふたりで謎を解き明かす、清々しい友情事件帖。
吉原美味草紙 懐かしのだご汁
出水千春・著
思い出の味で、わたしたちは繋がってゆく。手作りの料理で人の心をほぐすさくらは、肝の臓の病で亡くなった佐野槌屋の楼主・長兵衛に、娘のおるいと継母のお勢以のことを頼まれた。親と子の気持ちを通わせるため、さくらは心からの一品を作ってゆく……胃袋と心を温める人情料理小説。
オランダ宿の娘
葉室 麟・著
文政五年、江戸参府のオランダ使節団が〈長崎屋〉に泊まる。そこで宿の娘るんと美鶴は、両国の血をひく碧眼の若者、丈吉と出逢う。やがて、秘薬を探す過程で見つかる死体。丈吉に疑いがかからぬよう長崎に戻すが、数年後、シーボルトをめぐる大事件が起こる。
姉さま河岸見世相談処
志坂 圭・著
元花魁、七尾姉さんの人助け! 姉御肌と真心を備えた新たな時代小説のヒロインが誕生! 酒にめっぽう目がないが、人の情もめっぽう深く、悩み事を解いてゆく。「気がふれた花魁の謎と真っ黒こげの骸があがった騒動」や「花魁が寵愛する猫の消失とカラスの出現」等々……酒を呑み呑み度胸一つ、難事を丸く収めてみせましょう。
そのほかの参加作品
『影がゆく』稲葉博一・著
『戯作屋伴内捕物ばなし』稲葉一広・著
『よろず屋お市』誉田龍一・著
『天魔乱丸』大塚卓嗣・著
『陰仕え 石川紋四郎』冬月剣太郎・著
『よろず屋お市 深川事件帖2』誉田龍一・著
『六莫迦記』新美 健・著
『按針【あんじん】』仁志耕一郎・著
『掟破り 陰仕え 石川紋四郎2』冬月剣太郎・著
『悪魔道人 影がゆく2』稲葉博一・著
ハヤカワ文庫50周年記念 オリジナル図書カードNEXT 応募要項
〔応募方法〕
「凛と生きる。 ハヤカワ時代ミステリ文庫創刊一周年記念フェア」を含む2020年4月~2021年3月に開催するハヤカワ文庫フェアの帯についている応募券を、2枚1口として郵便ハガキに貼り、住所・氏名・年齢・職業・電話番号・あなたの好きなハヤカワ文庫の作品名を明記の上、下記の宛先までお送りください。
〔宛先〕
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2
株式会社早川書房
「ハヤカワ文庫オリジナル図書カード」読者プレゼント係
〔応募締切〕
2021年3月末まで毎月末締切
当日消印有効
〔発表〕
当選者の発表は、プレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
*ご応募いただいた個人情報は本企画以外の目的には使用しません。