何度読んでも同じところで泣いてしまう(by担当編集者)! 胸熱がとまらない「〈君と僕〉のミステリー」!
2018年2月24日発売/井上悠宇/ハヤカワ文庫JA
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これは、人の死が予測できてしまう体質の少女と、その死が現実にならないように少女を哀しみから救おうとする青年の物語――
たいせつな人のため生き、人生をともにする、その堅く熱い絆に胸が熱くなります(担当編集は何十回ゲラを読んでもそのたびに胸が熱くなり耐えようとするのですが、いつもある場面でどうしてもこみあげるといいます)。
たいせつな人とすごしている今をかみしめて、あるいはたいせつな人とすごしたあの時を思い返して、読後自分のたいせつな人をさらにたいせつに感じるようになる、そんな作品です。
書店員さんからも、共感の熱い応援が届いています(順次公開いたします)。
【『誰も死なないミステリーを君に』あらすじ】
自殺、他殺、事故死など、寿命以外の〈死〉が見える志緒。彼女が哀しまぬよう、そんな死を回避させるのが僕の役目だった。ある日、志緒は秀桜高校文芸部の卒業生4人に同時に〈死〉の予兆を見た。「そして誰もいなくならない」ため、僕は4人を無人島に招待、安全なクローズド・サークルをつくった。だが、そこに高校時代のある墜死事件が影を投げかけ、一人、また一人と――これは、二人にしかできない優しい世界の救い方。
【著者について】
第16回スニーカー大賞優秀賞受賞。『城下町は今日も魔法事件であふれている』『きみの分解パラドックス』『夜桜荘交幽帳 さよならのための七日間』などの作品を発表している。神戸在住。