『オクトローグ 酉島伝法作品集成』書影&収録作品公開
『皆勤の徒』『宿借りの星』と、発表した全著作で日本SF大賞を受賞する究極の独創的作家、酉島伝法さん初の作品集成が刊行されます。
『オクトローグ 酉島伝法作品集成』
装幀:水戸部功
7月2日(木)発売
(電子書籍版・同時配信予定)
究極の独創的作家・酉島伝法、デビューから9年間に書かれたSF短篇を集成。異形の存在へと姿を変えられた受刑者の物語「環刑錮」、刷版工場に勤める男性の日常が次第に変容していく「金星の蟲」、人類の異星探査を異星生物側の視点で綴った生態系SF「ブロッコリー神殿」、宇宙を航行する市街船と奇妙な〝オーロラ〟とのコンタクトを描く書き下ろし「クリプトプラズム」など、圧倒的な筆致で描かれる全8篇。解説:大森望
収録作品
環刑錮(SFマガジン2014年4月号初出)
金星の蟲(『夏色の想像力』草原SF文庫、2014年初出)
痕の祀り(SFマガジン2015年6月号初出)
橡(現代詩手帖2015年5月号初出)
ブロッコリー神殿(『別冊文藝春秋』電子版7号初出)
堕天の塔(『BLAME! THE ANTHOLOGY』早川書房、2017年初出)
彗星狩り(小説すばる2017年6月号初出)
クリプトプラズム(本書書き下ろし)
各作品には酉島氏による挿画も収録(「痕の祀り」のみ加藤直之氏)。そのイラストの一部を先行掲載します。
「環刑錮」
「金星の蟲」
「ブロッコリー神殿」
「堕天の塔」
『オクトローグ 酉島伝法作品集成』
7月2日(木発売予定)