
『消失の惑星』絶賛の声、続々!〈涙が止まらない〉〈鳥肌が立つほど素晴らしい〉〈この作品だけで2021年が終わっても問題ないと思える超傑作〉〈装幀も完璧〉
先週2月17日に発売した『消失の惑星』。さっそく読んだ方々から、絶賛の言葉があがっています。その一部をご紹介します。
『消失の惑星【ほし】』
ジュリア・フィリップス 井上 里訳
◎あらすじ
8月のある午後、ロシア東部のカムチャツカ半島の街で、幼い姉妹が行方不明になった。警察の捜査は難航し、事故か誘拐かもわからぬまま時ばかりが過ぎる。失踪事件は、半島中の女性たちに影を落としてゆく。
姉妹の母親、2人を最後に目撃した研究者、心配性の恋人に監視される大学生、自身も失踪した娘をもつ先住民族の母親……ばらばらに生きてきた12人の女性の言葉がつながるとき、事件はふたたび動き出す。
まずは、書店員さんのことば。
河野七海さん[未来屋書店相模原店]
「わたしも2人の女の子の母なので、誘拐された姉妹のお母さんの気持ちがすみずみまでよくわかって、胸が痛すぎて死にそうでした。真相にせまる怒涛の展開は息もできないほど。
そしてラスト。
もうね、涙止まんなかったです。
やばかったです。
未だに本当にあったことのように感じてる自分がいます」
河出真美さん[梅田 蔦屋書店]
「消えた幼い姉妹の事件を背景に、人々の人生が語られる。
いくつもの消失に、時には取り返しのつかないほど傷つきながら、人はそれでも、生きていかなければならない」
山中由貴さん[TSUTAYA中万々店]
「連れ去られた幼い姉妹と関わりのある、カムチャツカの女性たちの日常がドラマチックに綴られていて、今まで体感したことのあまりない物語の広がりを感じました。なにかを喪失してしまったまま、穴がぽっかり空いたまま生きていく。それでも、かいま見えた希望が心を照らしてくれました」
Twitterに投稿されたご感想も紹介します。
#読了
— ヘラジカ (@herasika1025) February 19, 2021
ジュリア・フィリップス/井上里訳『消失の惑星』
どの章も連作短篇として読めるほどの重厚感を備えていて、一つ一つのエピソードを読み終えるたび圧迫されるような感覚すらあった。5月まででも相当に力強い小説だと思っていたが、全てが結びつき迎える6,7月は鳥肌が立つほど素晴らしい。傑作。 pic.twitter.com/V8Uuu0o2VD
ジュリア・フィリップス『消失の惑星(ほし)』読了。
— 令慈 (@lazie_rage) February 20, 2021
この作品だけで2021年が終わってもなんら問題ないと思えるぐらいの超傑作。
カムチャツカ半島で失踪した幼い姉妹。遅々として進まない捜査だったが彼女たちを巡る12人の女性の証言が一つに結びつく時に事態は動き始める。 pic.twitter.com/IexZbWiZVf
消失の惑星(ほし) ジュリアフィリップス
— nami217 (@naganooitoma) February 21, 2021
カムチャッカ半島が舞台,にまず惹かれた. 陸路では行けない場所.
幼い姉妹の行方不明事件から話は始まり繋がりを持つ女性12人のエピソードが絡み合い事件の真相に迫る.
先住民族問題がテーマ,ソ連崩壊後の拠り所のない不安感が物語に重厚さを与える pic.twitter.com/YhICrUebas
ジュリア・フィリップス∕井上里「消失の惑星」
— 七葉 (@nanohananahachi) February 21, 2021
すごい小説。
ある事件を端緒に、何らかの関わりを持つ女たちの人生が語られていく。全て異なる境遇なのに、恐ろしいほどに彼女らの苦しみ痛み戸惑いが、わかると言いたくなるくらい近づいてくる。 pic.twitter.com/wBUHcabi84
カムチャッカ半島の広さ、なのにそこから出られない閉塞性。女性差別、民族差別、地域格差。
— 七葉 (@nanohananahachi) February 21, 2021
装丁は質感を含め完璧だし、翻訳ものの癖がない訳文、値段も抑えられているので広く読まれて欲しい。
まだまだたくさんの声が届いています
『消失の惑星』は、2021年2月17日より発売中です。