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大作家、すべてを明かす。『筒井康隆、自作を語る』内容紹介

いまや日本を代表する小説家である、筒井康隆。
そのロング・インタビュー集『筒井康隆、自作を語る』が文庫化されます。SFマガジンに全8回にわたり連載されたインタビューに、自選短篇集(徳間文庫)の自作解題に加え、巻末には合計200冊をゆうに超える圧巻の【全著作リスト】を収録。星雲賞を受賞した単行本版に、戯曲・ドラマ化についての対談を追加収録した永久保存版です。

●内容紹介

『東海道戦争』『時をかける少女』『七瀬ふたたび』『富豪刑事』『虚航船団』『旅のラゴス』『パプリカ』『モナドの領域』――
筒井康隆、すべてを語る。

第50回星雲賞【ノンフィクション部門】受賞作

日本SFの黎明期における同人誌〈NULL〉の創刊と、その掲載作「お助け」が江戸川乱歩に発見されての商業デビュー。『時をかける少女』などのヒットや「浸透と拡散の時代」を経て、エンタメ小説黄金期における大活躍と断筆宣言。そして日本文学界の大家となり「最後の長篇」の執筆に至るまで――半世紀を超える作家生活を自ら語り明かして第50回星雲賞を受賞した豪華インタビュー集、新規対談を加えて待望の文庫化!

●編者挨拶より
筒井作品をこれから読んでみようという人、筒井作品に取り憑かれてあらかた読み尽くしてしまった人、日本SF史に興味のある人、すべての人に楽しんでいただける本を目指して作った一冊です。千変万化の筒井ワールドを探索するガイドブックとして、役立てていただければ幸いです。

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すべての方に手にとってほしい1冊、本記事ではその見どころをご紹介。
(単行本刊行時の紹介、文庫版も同一となります)

●『全著作リスト』とは?

昨年ハヤカワ文庫JAから刊行された『日本SF傑作選1 筒井康隆』にも巻末に著作リストは掲載されていました。しかし本書『筒井康隆、自作を語る』では、前者に各書籍内の全収録作を追加。結果、リスト全体の情報量が2倍以上になっています。再編集本や全集、エッセイ集ももちろん網羅!

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(↑『日本SF傑作選』の著作リスト)

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(↑『自作を語る』の全著作リスト)

●いまこそ「自作を語る」

 3部構成の『筒井康隆、自作を語る』。第1部では「Live Wire」で2014年~2017年に全4回にわたって行なわれた、筒井先生へのロングインタビューを掲載しています。初回は《日本SFの幼年期を語ろう》。「鼻血が出たほど面白かった」という、SFとの出逢いが明らかにされます。

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(↑「Live Wire」イベントポスター〔第1回〕)

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 1960年、家族で作った同人誌〈NULL〉に掲載された短篇「お助け」が、江戸川乱歩編集の小説誌〈宝石〉に転載された際のエピソード。これが実質的な商業デビュー作となります。

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 形を変えて現在も続くハヤカワSFコンテストへの応募を通じ、眉村卓氏や小松左京氏といった「日本SF第一世代」との交流が始まります。中でも豊田有恒氏・平井和正氏とは蜜月の仲だったとか。

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 当時はまだ、SFという言葉の意味も価値も、今ほど世間に知られていなかった時代。SF作家クラブ誕生やSF大会開催の裏に、様々な苦労もあったことが明かされます。

 本記事では第1回の内容をご紹介しましたが、この後も「『欠陥大百科』『発作的作品群』の時代」「『虚人たち』『虚航船団』の時代」「《筒井康隆コレクション》完結記念」とインタビューが続き、エンタメ黄金時代から純文学での活躍はもちろん、作家・編集者との様々なドタバタ騒ぎも一切のタブー無しで語られます。果たして「最後の長篇」は本当に「最後」なのでしょうか……? その真相はぜひ書籍にてお確かめください。

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第2~4回イベントポスター(提供:LiveWire)


ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
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