渡辺えりIII_帯

のん推薦!「えりさんの作品から受ける感動は、トラウマとなって記憶に刻まれるような衝撃があります」/ハヤカワ演劇文庫『渡辺えりⅢ』


のんさん(女優)推薦!
高村光太郎と宮澤賢治をモチーフにした、渡辺えり円熟の夢幻劇二篇

このたび小社では、2019年8月から全国公演がはじまる、オフィス300『私の恋人』に合わせて、渡辺えりの戯曲集を刊行いたします。

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戦後の高村光太郎の隠棲生活をあつかった『月にぬれた手』は、これまでに数十本の戯曲を発表をしてきた渡辺えりが、「私はこの戯曲を書くために私は生まれて来た」と言う、大変思い入れの強い作品です。

宮澤賢治の人生と作品を入れ子構造で描いた『天使猫』は、震災と向き合い続ける山形生まれの著者が、鎮魂と祈りを求めて書いた音楽劇。二〇一四年に再演された際は、盛岡、石巻、仙台、山形、南相馬と、東北各地で公演されました。

2019年夏のオフィス300新作公演「私の恋人」に出演予定で、以前から渡辺えりの劇世界の大ファンであった女優・のんさんに帯推薦を頂きました。コメント全文は以下です。

「えりさんの作品から受ける感動は、トラウマとなって記憶に刻まれるような衝撃があります。
色んな思考が渦巻いて、見る人を惑わせて不安にさせて、心をかき乱してくる。その中に見えてくる希望が心地いい。ファンタジーな世界が入り乱れる『天使猫』と、悪夢のように語られる『月にぬれた手』。
私は、えりさんの作品に触れることが出来て良かったなあ…そんな風に感じて胸が熱くなりました。」

現実と幻想の入り乱れるノスタルジックな世界を描いた独特な作風で、多くのファンを魅了している渡辺えりの劇世界。上演からではなく、戯曲だからこそ、その真髄をじっくりと楽しむことができます。ぜひお手に取ってみてください。


■書籍概要

『渡辺えりⅢ 月にぬれた手/天使猫』 2019年8月6日発売 本体1500円+税

■内容紹介

終戦後、花巻郊外の粗末な小屋。高村光太郎は大戦中の自身を厳しく省みる日々を送っている。ある日、亡き妻・智恵子の幻影が現れ――女性と地方の立場から、光太郎が象徴する都会の男性中心社会を問い直す『月にぬれた手』。
東北地方の瓦礫の中でケンジは、妻の遺体を探す「猫」と出会う……東日本大震災と向き合い続ける著者が、宮澤賢治の人生と作品を織り交ぜて描いた、鎮魂と祈りの音楽劇『天使猫』。
解説/山口宏子

■著者紹介

渡辺えり(わたなべ・えり)劇作家・演出家・女優・歌手。1978年に「劇団3○○(さんじゅうまる)」を結成。97年の解散まで、主宰・劇作家・演出家・女優の4役をつとめる。『ゲゲゲのげ』(1982)にて岸田國士戯曲賞、『瞼の女』(1984)の作・演出にて紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。83年NHK『おしん』で国民的人気を獲得。96年映画『Shall we ダンス?』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。04年『今昔桃太郎』、07年『新版 舌切雀』で、歌舞伎の作・演出もつとめる。近年では、震災後の東北への思いを込めた『あかい壁の家』、宮澤賢治の生き方を描いた『天使猫』を被災地含めた各地で上演。18年、「オフィス3〇〇」40周年公演『肉の海』。

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