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ホラー文学賞総なめの新世代ゴシック小説ついに邦訳! 『メキシカン・ゴシック』本日発売

今最も注目すべきゴシック・ホラー小説『メキシカン・ゴシック』(シルヴィア・モレノ=ガルシア/青木純子 訳)が早川書房からいよいよ本日4月1日に刊行されます。

『メキシカン・ゴシック』表紙

○あらすじ


メキシコ廃鉱山の頂に建つ、祟られた屋敷。その地に住まう呪われし一族の、幾代にもわたる秘密とは――?

1950年、メキシコ。大学に通いながら社交生活を愉しんでいる女性ノエミ・タボアダのもとに、 イギリス人の男と結婚し、さびれた町の屋敷に嫁いだ従姉のカタリーナから手紙が届く。 そこには「夫に毒を盛られ、亡霊に苛まれている」と助けを求める異様な内容が書かれていた……。 カタリーナの様子を確かめるべく、屋敷に赴いたノエミ。そこで彼女を待ち受けていたのは……。

○各賞で大絶賛。気鋭の放つ名作

著者のシルヴィア・モレノ=ガルシアはメキシコ生れのカナダ人作家・アンソロジスト。H・P・ラヴクラフトファンである彼女は、ラヴクラフト作品の女性をテーマにしたアンソロジー『She Walks in Shadows』を編集に携わり、2016年に世界幻想文学大賞を受賞しています(日本でも『FUNGI-菌類小説選集』というアンソロジーが邦訳されています)。1950年代のメキシコを舞台に、ゴシック・ホラーの様式で人種差別や男性優位社会に立ち向かう女性主人公を描いた本作は高く評価され、英国幻想文学大賞ホラー長篇部門(オーガスト・ダーレス賞)、ローカス賞ホラー部門、オーロラ賞を受賞し、3冠を達成。さらにはネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、シャーリイ・ジャクスン賞の最終候補選出されるなど圧倒的な高評価を得ました。〈ニューヨーク・タイムズ〉のベストセラーリストにランクインし、現在実写映像化も企画されています。

本作の日本語版カバーは、装幀を数々の幻想文学のデザインをご担当されてきた柳川貴代氏に、装画は人気イラストレーターの佳嶋氏に手掛けていただき、著者のシルヴィア・モレノ=ガルシアの確認のもと完成いたしました。
著者がTwitterやインスタグラムで日本語版の表紙を公開したところ、英語圏のファンからも大変好評をいただいております。

まさにゴシック・ホラー小説の最先端である本作、どうぞお手に取ってご覧ください。

○書誌情報

【書誌情報】
■タイトル:メキシカン・ゴシック
■著訳者:シルヴィア・モレノ=ガルシア/青木純子訳 
■定価:3,300円(税込) ■ISBN: 9784152100924
■版型:単行本
※書影等はAmazonにリンクしています。


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