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ミステリの名匠、マイクル・Z・リューイン作品 三カ月連続刊行! HPB『祖父の祈り』発売【生誕80周年記念】

今夏はリューインの夏!


 アメリカ・ミステリ界の名匠、マイクル・Z・リューインは一九四二年生まれ。つまり今年が生誕八〇周年となります。
 一九七〇年代以降のハードボイルド・ミステリに新たな流れを生み出した〈ネオ・ハードボイルド〉の旗手として、〈アルバート・サムスン〉シリーズや〈パウダー警部補〉シリーズなど数々の傑作を世に送り出してきたリューイン。日本でも愛読者の多い彼の傘寿を記念して、早川書房ではその最新作や代表作を三カ月連続で刊行いたします!

『祖父の祈り』書影

〇七月刊『祖父の祈り』(田口俊樹訳/ハヤカワ・ミステリ)


未知のウイルスのパンデミックによって世界は荒廃した。人々の貧富の差は広がり、治安は著しく悪化し、物資も乏しい。そんなアメリカのある町に、感染症で最愛の妻を亡くした老人がいた。のこされた娘や孫を失うものかと、時に商店から食料をくすねながらも、懸命に日々を送る彼ら。そして、犯罪者や警官たちの横暴で町の環境はますます脅かされていくなか、老人はある決断をする――デビュー以来、「家族」をテーマに数々の傑作を紡いできた名匠が、ウイルス禍のいま、改めて描く最新長篇です。

〇八月刊『沈黙のセールスマン〔新版〕』(石田善彦訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)


事故で入院中のセールスマン。なぜか半年以上も面会を謝絶されているその姉が、いったい何が起きているのか私立探偵サムスンに依頼してきた。
彼は、突然訪ねてきた愛娘サムとともに謎を追うが……。直木賞作家・米澤穂信氏も推薦、〈アルバート・サムスン〉シリーズ屈指の名作が装いも新たに登場します。

〇九月刊『父親たちにまつわる疑問(仮題)』(武藤陽生訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)


宇宙人を名乗る男から奇妙な依頼を受けた私立探偵サムスンは、成長し刑事になったサムと調査に乗り出す。四つの連作短篇をおさめたシリーズ最新作です。

全巻の装画は、これまでリューイン作品を数多く手がけておられる人気イラストレーターの杉田比呂美氏にお引き受けいただきました! 
さらにさらに、ミステリマガジン9月号(7月25日発売)では、リューインを徹底特集。〈パウダー警部補〉シリーズ最新作や、〈サムスン〉シリーズの未収録短篇、日本へのメッセージなど盛りだくさん! この夏は是非リューイン・ワールドをお楽しみください!

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