早川書房は2021年3月17日に、森山光太郎氏の『隷王戦記1　フルースィーヤの血盟』を文庫書き下ろしで刊行します。2018年に第10回朝日時代小説大賞を最年少の27歳で受賞し、2019年（令和元年）にデビューした期待の新鋭が放つ、大河ファンタジー群像戦記です。本シリーズは全3巻で刊行が決定しています。
　ゲラを読んだ弊社社員の間でも話題沸騰の力作。そのゲラをお読みいただける書店員さんを大募集中です！
　詳しくは本記事の下部まで！

■編集担当より

　本作は、2018年に第10回朝日時代小説大賞を最年少の27歳で受賞した期待の新鋭が放つ大河ファンタジー群像戦記です。
　友、そして愛する人との別れ。奴隷に落ちてのち数々の喪失と苦難を乗り越えて成り上がっていく主人公の造形、脇を固めるキャラクターたち、戦術・戦略、裏の裏をかく権謀術数……。
　山岡荘八氏・田中芳樹氏・宮城谷昌光氏・北方謙三氏などをはじめとする歴史小説・時代小説を愛読してきた森山さんの筆力は、20代とは思えぬほど重厚かつ骨太でまさに瞠目の一言。

　この作家は、必ずや大きく飛躍していく。そう確信しています。

　ぜひ一緒にこの本を応援していただけないでしょうか？
　『ゲーム・オブ・スローンズ』をはじめ国内外の戦記小説・ファンタジー戦記小説がお好きな方にはぜひ読んでいただきたいと思います！
　お忙しいところ大変恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。（編集部　小野寺）

■あらすじ

「友よ、いつか再びまみえる日まで――」

　「東方世界（オリエント）」の小部族「草原の民」の二人の青年――思慮深く同胞の信頼篤い青年アルディエルと、無頼派の一匹狼カイエンは、族長の娘フランにほのかな恋慕を寄せつつ切磋琢磨する日々を送っていた。

　ある日、東方世界の覇者（ハーン）にして「牙の民」の王エルジャムカが突如草原の民を包囲する。この世ならざる異能〈守護者〉の力を持った彼は、同じく異能を秘めたフランの身柄を求め、草原の民に服従か死かと問う。民を守るため覇王に降ることを選んだアルディエルは屈辱にまみれ、フランを護ろうと立ち向かったカイエンは敗れ奴隷として異国へと売られていく。故郷を滅ぼされ、愛する少女を奪われた二人は、地獄のような境遇に堕ちながらも、いつの日か必ず覇王エルジャムカを倒すと誓う――。

　「世界の中央（セントロ）」のとば口たる水都バアルベクに売られたカイエンは、軍人奴隷としての腕を見込まれ軍内で登用されるが、同時に、バアルベク太守（アミール）アイダキーン／その娘マイを取り巻く諸都市の権謀術数、そして覇王エルジャムカと同様に〈守護者〉の力を持つ者たちとの戦いの渦中に身を置くことになる……。
　新鋭が放つ大河ファンタジー群像戦記、全3巻堂々開幕！

（2巻⇒2021年夏頃、3巻⇒2021年冬頃刊行予定）

↑　作品の舞台となるパルテア大陸全図　↑

■著者紹介

森山　光太郎（もりやま・こうたろう)
　2018年、第10回朝日時代小説大賞を当時最年少の27歳で受賞し、翌年『火神子　天孫に抗いし者』（朝日新聞出版）でデビュー。他に『漆黒の狼と白亜の姫騎士　英雄讃歌1』『王立士官学校の秘密の少女　イスカンダル王国物語』がある。山岡荘八氏、田中芳樹氏、宮城谷昌光氏、北方謙三氏の各氏をはじめとする歴史小説・時代小説を愛読し、重厚な筆致は瞠目の一言。
　今年ますます活躍が期待される注目の俊英。

■書誌情報

森山光太郎『隷王戦記1　フルースィーヤの血盟』
ハヤカワ文庫ＪＡ　本体予価880円+税　
ページ数：416ページ（編集中）
発売日：2021年3月17日（予定）　ISBN：9784150314774
カバーイラスト：風間雷太
カバーデザイン：早川書房デザイン室

■申し込み・お問合せ先

ゲラ読み応募期間：2021年2月4日（木）以降、随時受付
（発送に少々お時間をいただきます）

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早川書房お客様係
Eメール：customer@hayakawa-online.co.jp
電話：03-3252-3111 （受付時間　平日午前10時～午後5時 ）
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その際、貴店名、ご担当者様氏名、番線を合わせてお知らせください。
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どうぞよろしくお願いいたします。

（編集担当：小野寺真央）