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最高傑作をまたもや更新!『ポリス・アット・ザ・ステーション』(エイドリアン・マッキンティ)6月22日発売!

 現代警察小説シリーズの最前線である刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズの最新作にして、またしても最高傑作を更新したポリス・アット・ザ・ステーション』(エイドリアン・マッキンティ/武藤陽生訳)が6月22日に発売です!

〇あらすじ

 キャリックファーガスの団地で麻薬密売人の男が射殺された。自警団の犯行として捜査が行われるが、ショーン・ダフィ警部補は、事件がそう単純なものではないことを直感する。事件当夜に被害者と会っていた不審な男、何かを隠す被害者の妻……。さらに捜査中、ショーンは何者かに命を狙われてしまう。そして事件は北アイルランドの闇へとつながっていき――現代警察小説の新たな地平を拓くシリーズ第六弾。解説/法月綸太郎

〇最高傑作をまたしても更新!

 前作『レイン・ドッグズ』で大きな人生の転換点を迎えたショーン・ダフィ。今作では、そんな彼がいきなり大ピンチに見舞われるところから物語は始まります。
 ショーンが本作で挑むことになるのは、キャリックファーガスで起こった麻薬密売人射殺事件。一見、単純なように見えたこの事件は、捜査を進めていくうちに北アイルランドの暗部へとつながっていき、ショーンに「正義とはなにか?」という問いを突き付けます。
 シリーズ第二部のラストに当たる本作は、一作目『コールド・コールド・グラウンド』と照応する箇所が多くあり、これまでシリーズを追ってきたファンにとっては非常に感慨深い気持ちになるかと思います。シリーズの初めから比べると、多くを手に入れ、失うことの怖さを知ったショーン・ダフィ。彼がどのような選択をして生きていくのかをぜひお読みください。

〇著者紹介

 イギリス北アイルランドのキャリックファーガス生まれ。オックスフォード大学で哲学を学んだのち、様々な職業を経て、2000年ごろから小説執筆を始める。2003年に刊行したDead I Well May Be で長篇作家デビュー。同書で英国推理作家協会(CWA)賞スティール・ダガー賞にノミネートされる。2012年に刊行した『コールド・コールド・グラウンド』から始まる〈ショーン・ダフィ〉シリーズは世界的に高い評価を受け、第5作『レイン・ドッグズ』(以上早川書房刊)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀ペイパーバック賞を受賞した。イギリス《ガーディアン》紙は、デニス・ルヘインやジェイムズ・エルロイと肩を並べる現代ノワールの旗手と評している。

【書誌情報】

■タイトル:ポリス・アット・ザ・ステーション
■原題:POLICE AT THE STATION AND THEY DON’T LOOK FRIENDLY
■著訳者:エイドリアン・マッキンティ/武藤陽生訳 
■定価:1,826円(税込) ■ISBN:978-4-15-183308-3
■刊行レーベル:ハヤカワ・ミステリ文庫


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