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新型ウイルスの正体を暴け! 『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』7/22刊行!

 昨今の新型コロナウイルスのみならず、『ホット・ゾーン』でおなじみのエボラや、マールブルグ病ラッサ熱O157など、地球上で次々に発生し、そのたびに人命を奪ってきた新興ウイルス。
 その制圧の現場には、常にある組織の、そしてスタッフの命を懸けた知られざる挑戦があったのです。

ウイルス・ハンター_帯


 1997年に『ウイルス・ハンター CDCの疫学者たちと謎の伝染病を追う』(単行本)のタイトルで刊行された本書は、1995年に旧ザイール(現コンゴ)で発生したエボラ出血熱の突発的流行(アウトブレイク)を軸に、感染症対策の人類最後の砦たる「アメリカCDC(疾病予防管理センター)」の活躍にドキュメンタリータッチで迫ります。

 今回の文庫化に際し、『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』とサブタイトルを改題、訳者であるサイエンスライター/東北大学特任教授の渡辺政隆さんの文庫版あとがきも追加されました。
 2020年5月に文庫化され話題となった『ホット・ゾーン』(リチャード・プレストン/高見浩訳)が疫病の恐ろしさを語るものであるとするならば、『ウイルス・ハンター』は疫病を封じ込める人類の可能性をより感じられる内容となっています。

 先の東京都知事選挙でも「東京版CDC」の設立が話題になりましたが、本場アメリカのCDCという組織が国内ならびに世界でどのような活動をしているのか、一冊読むだけでためになること請け合いです。
 どうぞお楽しみに!

■書誌情報

『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』
エド・レジス 訳=渡辺政隆
カバー写真:©CDC/Dr.Todd Parker
カバーデザイン:早川書房デザイン室

刊行日:2020年7月22日

エボラ、マールブルグ病、ラッサ熱、O157……地球上で次々に発生し、そのたびに人命を奪ってきた新興ウイルス。それら未知の病原体を制圧する過程には、常にある組織の、そしてスタッフの命を懸けた挑戦と死闘があった――。1995年にザイール(現コンゴ)で発生したエボラ出血熱の突発的流行を軸に、感染症対策の人類最後の砦たるアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の長年にわたる活躍を描破した迫真のノンフィクション

(担当編集:小野寺真央


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