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密かに進む異常事態を見抜けるか? 衝撃のエンタメ小説『異常【アノマリー】』文庫版、12月4日発売

早川書房は、フランスの作家、エルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』(原題 L'Anomalie)の文庫版を2024年12月4日に刊行します。

本作は、フランス文学最高峰のゴンクール賞を受賞すると同時に、ニューヨーク・タイムズ紙の年間ベスト・スリラーにも選出されました。2022年に日本で単行本が刊行された際にも、ミステリ、SF、ホラーの各界のランキング入りするなど話題となりました。

『異常【アノマリー】』
エルヴェ・ル・テリエ、加藤かおり訳
2024年12月4日発売/定価1320円(税込)
装幀/奥定泰之

◉あらすじ

殺し屋、売れない作家、軍人の妻、癌を告知された男。
彼らが乗り合わせたのは偶然か、誰かの選択か。
エールフランス006便がニューヨークに向けて降下をはじめたとき、異常な乱気流に巻きこまれる。約三カ月後、ニューヨーク行きのエールフランス006便。そこには彼らがいた。誰一人欠けることなく、自らの行き先を知ることなく。
巧みなストーリーテリングと、人生をめぐる洞察が国際的な称賛をうける長篇小説。

◉著者紹介

Photo:Francesca Mantovani(c)Editions Gallimard

1957年、パリ生まれ。小説家、ジャーナリスト、数学者、言語学者。1992年より、国際的な文学グループ〈潜在的文学工房(ウリポ)〉のメンバーとして、小説の新しい形式と構造を探求する作品を発表。2019年、4代目の会長に就任する。2020年、本書『異常【アノマリー】』にてフランス文学最高峰のゴンクール賞を受賞し、同国内で110万部を突破。40の言語で翻訳が決まっている。


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