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書店員さんから絶賛の声第二弾! 世界に誇る大河警察小説シリーズ最新作 月村了衛『機龍警察 白骨街道』8月18日刊行

吉川英治文学新人賞や日本SF大賞などさまざまな賞に輝く機龍警察シリーズ。その最新作である『機龍警察 白骨街道』がついに8月18日に刊行されます。
刊行に先立ち、書店員さんの感想を前回に引き続き、公開します!

■書店員さんの感想

あの姿さんが余裕をなくすほどの修羅場。闇が深そうな京都の親族を探りに行く城木警視。ミャンマーと日本に分かれ交互に展開する物語は本当にいいところで切り替わるので、もどかしくも夢中で読みました。ミャンマーの置かれた救いのない状況。その異国の地での避けようのない戦闘。そこで炸裂した援護がうなっちゃうほど最高でした。
しかしそんな特捜部を相手取って片鱗さえつかませなかった”敵”の一部がついに! 全貌が明らかになる日は来るのでしょうか?
『白骨街道』の終点から濃くなる無常感。読後の余韻に浸りながら早く続きが読みたいと思わずにはいられません。(こんなに最高なのを読ませてもらって早く次とか言ってすみません……)
(ブックポート203栗平店 齋藤愛美さん)


なんという迫力のある戦闘シーン! 史上最も無謀な作戦といわれたインパール作戦の長い道。
白骨街道と呼ばれる跡に眠る旧日本兵の遺骨。そんな中で繰り広げられる物語は息つく間もなく惹きこまれた。まさか、こんな展開があろうとは。ううう~そうきたか!と。
機龍警察第6弾が初読みで十分楽しめました。ミステリありエンタメあり。俄然シリーズ第一弾手に取りたくなります。沖津さん、城木さん、姿さん、ユーリ、ライザ、気になって仕方ない。笑
(未来屋書店大日店 石坂華月さん)

ミャンマーの厚さと湿気と泥、そして流される血の多さに目眩がします。
もう人間は救いようがないんじゃないかな、ほろんだほうがいいんじゃないかなと絶望したくなる現実が、そこにありました。フィクションでありながらフィクションではない部分に打ちのめされました。
だからこそ、そこで戦う特捜部がかっこいい……! 機甲兵装暴れまくりのシーンは映像で見たい……!
ヤバいくらい面白くて脳から何か変なものが出そうです!
(よむよむ坂戸入西店 阿部千鶴子さん)


■書誌情報

機龍警察白骨街道

『機龍警察白骨街道』月村了衛
ハヤカワ・ミステリワールド 四六判上製単行本
本体価格:2090円(税込)
ISBN:978-4-15-210045-0
予定ページ数:444ページ前後(編集中)
刊行予定日:2021年8月18日

〈内容紹介〉
国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった……傷つき血を流しながら今この時代と切り結ぶ大河警察小説、因果と怨念の第6弾。


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