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中国SF四天王の一角が放つ、衝撃のマジックリアリズム医療SF『無限病院』本日発売!

いよいよ本日23日(水)、韓松(かん・しょう/ハン・ソン)による『無限病院』が発売となりました。

韓松は、あの『三体』著者の劉慈欣と並び”中国SF四天王”と称される、中国SFトップランナーのひとり。本作『無限病院』は、彼の代表作である〈医院〉三部作の開幕篇にあたります。

韓 松
photo by Chen Qiufan 陈楸帆

その内容たるや、不条理でダーク、けれどもページを捲る手が止められない、フィリップ・K・ディック的でもあり、フランツ・カフカ的でもあり……まさに衝撃のマジックリアリズム医療SFとなっています! その唯一無二の世界観をぜひお手にとってご確認ください。

『無限病院』
韓 松=著/山田和子=訳
解説:立原透耶
装幀:川名 潤

平凡なビジネスマン・楊偉(ヤン・ウェイ)は、ある日、仕事の出張先であるC市のホテルでミネラルウォーターを飲んだところ、腹痛で倒れてしまう。ホテルの従業員の女性たちに巨大な病院へ連れ込まれるが、外来には大量の患者が詰めかけており、なかなか検査の順番が回ってこない。楊偉は痛みに苦しみながら待つが、やがて病院内ではおそろしいほどに混沌とした状況が広がっていることがわかる。院内で商売をしはじめる者あり、遊ぶ者あり、苦しむ者あり、診断を求めて窓口に殺到している者あり……。楊偉はさまざまな検査を受けるが、なぜか治療はしてもらえない。逃げ出そうとするも、エントランスの外には病院に入ろうとする膨大な人の海が広がっていた。いまや《医療の時代》、すべての人が病んでいる社会だったのだ!
中国SF四天王の一角、韓松が放つ、ダークで不条理なSFエンタテインメント〈医院〉三部作、開幕篇。

25日(金)発売のSFマガジンでは、『無限病院』発売にあわせ韓松の短篇「輪廻の車輪」(翻訳=鯨井久志)が掲載されています! こちらもぜひチェックしてみてください!