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声優を目指す熱いキャラクターたち 『声の優』ビジュアル紹介

本書『声の優』(こえのわざおぎ)は俳優養成所声優部出身の著者が、かつての経験をもとに描き上げました。近年ますます声優人気は高まっていますが、同時に〈狭き門〉であるかもしれません。声優になるという心からの夢や目標に、全力でチャレンジしてみて欲しい――著者・迎ラミンさんは、「全力で頑張る誰か」へのエールになればいいな、チャレンジする背中に届くといいな、という想いから『声の優』を書き上げました。様々なバックグラウンドを持ち、養成所〈荻窪アクターズスクール〉にやってきた5人の声優のたまごたちと一緒に、ぜひ熱い気持ちなっていただけたら幸いです。タダノなつさんが描き出した彼らのビジュアルと、著者によるキャラクター詳細設定を公開します。

澤山千春(さわやま・ちはる)

《澤山千春》
内定が決定していたが断わりを入れ、養成所に飛び込む。落語や時代劇、主人公たちが頑張る青春物やお仕事物や冒険活劇も大好き。アニメも映画もほぼオールジャンルで観る。自身の経験はさておき(?)、じつは恋愛物も結構好き。声優になりたいというきっかけをくれた作品は、「ルパン三世 カリオストロの城」、〈ARIA〉シリーズ、「図書館戦争」。22歳。


新宅亮二郎(しんたく・りょうじろう)

《新宅亮二郎》
高校卒業後バイトで貯めたお金で入所。心優しい性格に生い立ちも相まって、家族や友人との絆を描くストーリーが特に好き。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「宇宙兄弟」、洋画では「フォレスト・ガンプ」のような作品に声をあてるのが目標。19歳。


ニーナ・ヤン

香港に生まれ、幼い頃から沢山の日本のアニメを観て育つ。制作スタジオや監督に関する知識が豊富。そのため監督名、スタジオ名から選んでの作品鑑賞も多い。好きな監督は富野由悠季、神山健治、新海誠、山田尚子(敬称略)など。いつかそうした人たちや憧れのスタジオが関わる作品に出演したいと思っている。影響を受けた作品は、〈攻殻機動隊〉シリーズ、『魔法少女まどか☆マギカ』、『言の葉の庭』。18歳。


母袋マヤ(もたい・まや)

事務所の意向でグラビアアイドルから声優への路線転換を目指す。海外の連続ドラマが好きで、〈X-ファイル〉〈フレンズ〉〈ER〉といった人気作をよく観ている。アニメに関しても〈PSYCHO-PASS〉シリーズなどをはじめ、サスペンスやドラマ的な要素が強く感じられる作品を、ストーリー重視でしっかり楽しむ傾向がある。25歳。


土井甲斐斗(どい・かいと)

元広告代理店の社員らしく(?)、エポックメイキングな要素や、スタイリッシュなカット&音楽、美しい作画シーン等が組み込まれている作品が好み。最近では『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観て号泣し、皆が応援する京都アニメーションの超絶作画やエバン・コール氏の劇伴音楽について、ニーナと熱く語り合っていた。影響を受けた作品は、〈シティーハンター〉シリーズ、『TIGER & BUNNY』、『シドニアの騎士』。31歳。


『声の優』迎ラミン(単行本/早川書房刊)


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