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【感想続々!】「一気読み」「映像化したらバチッとハマりそう」…破格のデビュー作 安野貴博『サーキット・スイッチャー』

第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞した安野貴博『サーキット・スイッチャー』。デビュー作にして破格の完成度を誇る本作に、書店員さんから熱い感想が続々寄せられました!

安野貴博『サーキット・スイッチャー』(四六判単行本)
刊行日:2022年1月19日(電子版同時配信) 
ISBN:9784152100788 
定価:1870円(10%税込)
カバー・扉イラスト:Rey.Hori
カバーデザイン:早川書房デザイン室

■あらすじ
人の手を一切介さない"完全自動運転車"が急速に普及した2029年の日本。自動運転アルゴリズムを開発する企業、サイモン・テクノロジーズ社の代表・坂本義晴は、ある日仕事場の自動運転車内で襲われ拘束された。「ムカッラフ」を名乗る謎の襲撃犯は、「坂本は殺人犯である」と宣言し尋問を始める。その様子が動画配信サイトを通じて全世界へ中継されるなか、ムカッラフは車が走っている首都高速中央環状線の封鎖を要求、封鎖しなければ車内に仕掛けられた爆弾が爆発すると告げる……。ムカッラフの狙いは一体何か――? テクノロジーの未来と陥穽を描く迫真の近未来サスペンス長篇。

■著者紹介
安野貴博(あんの・たかひろ)
1990年生まれ、東京都出身。東京大学工学部卒。ソフトウェアエンジニア。2019年、「コンティニュアス・インテグレーション」で第6回日経星新一賞一般部門優秀賞(JBCCホールディングス賞)受賞。2021年、第9回ハヤカワSFコンテストに投じた本作で優秀賞を受賞し、デビュー。

■書店員さんの感想
一気読みのテクノスリラ―として、異色のバディものとして、そして仕組まれた真相が衝撃的なミステリとして、SF読者以外にも熱烈にオススメしたい。
(ときわ書房本店 宇田川拓也さん)

テクノロジーと倫理の問題を真正面から問う知的エンターテインメント。豊富なテクニカル描写も、知識不要で楽しめる。いやこれ、映像化したらバチッとハマりそうだなあ。
(旭屋書店アリオ上尾店 代島正樹さん)

とてもおもしろいです!! テクノロジーのダークサイドとブライトサイドをドライブする、未来が変わる予感がまぶしい快作です!!
(くまざわ書店グランデュオ蒲田店 飯田正人さん)

何かを選択する場合、責任と義務がつきまとう。でもその選択を他人やテクノロジーに任せてしまうことは、自分や家族の幸せや権利も委ねてしまうことになると気付いた。
(丸善津田沼店 安井理絵さん)

不気味な冷やかさをまとった犯人の目的が次第に分かる中で、それぞれが、それぞれの正義のために問題に立ち向かう姿が熱かった。
(旭屋書店新越谷店 猪股宏美さん)

この小説は現代を生きるすべての人間への警告だ!!
(ジュンク堂書店秋田店 進藤菜美子さん)

今後起こりうる未来、そのひとつの予言書として注目される未来が見えました!
(紀伊國屋書店グランフロント大阪店 豊永大さん)


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