見出し画像

80年にわたる女性たちの友情物語、全米ベストセラー『フェローシップ岬』(アリス・エリオット・ダーク、金井真弓訳)12月4日発売!

早川書房は、アメリカの作家、アリス・エリオット・ダーク『フェローシップ岬』(原題 Fellowship Point)を2024年12月4日に刊行します。

『フェローシップ岬』
アリス・エリオット・ダーク、金井真弓 訳
792頁/2024年12月4日発売(紙・電子)

◆あらすじ

80年にわたる友情と秘密と――。

人気児童書作家のアグネスと、その親友で専業主婦のポリー。彼女たちには、80年にわたる思い出、理解し合えないお互いの男たちへの愛憎、心の奥底で分かち合っている秘密があった。

そこへ若いシングルマザーの編集者モードが現れたとき、アグネスが長いあいだ封印してきた、愛と悲しみに満ちた過去が明らかになる。

風光明媚な岬を舞台に、喪失を抱えた女性たちの友情と支え合いを描き出す長篇小説。

***

本書の特徴は、19世紀の小説のような重厚なスタイルです。80年にわたる女性たちの人生が800ページ近いボリュームで描かれています。

背幅54ミリの堂々たるボリューム!

カバーの表と裏で、異なる時代の同じ二人を描く、壮大かつ美しい装画は、太田侑子さん。デザインは、KOGUMA OFFICEの鳴田小夜子さんです。

◆本書への賛辞

「『フェローシップ岬』は感嘆すべき作品だ。(…)老いることの危機と自由について、いくつもの大きな謎について書かれるだけでなく、人生のさまざまな喜びも描かれている」――クリスティナ・ベイカー・クライン(作家)

「これほど本に夢中になったのがこの前はいつだったのか思いだせない。『フェローシップ岬』は多くの事柄を取りあげている――友情、秘密、遺産、愛、家族――けれども、本書の真の魔法は文章に存在する。ダークは非常に没入感のある世界を作り出しているので、わたしはいまだにその世界を肌で感じている」――シンシア・ダプリ・スウィーニー(作家)


◆著者紹介 アリス・エリオット・ダーク

(C) Beowulf Sheehan

アメリカ、フィラデルフィア生まれ。著書に長篇小説Think of England(2002)、短篇集Naked to the Waist(1991)およびIn The Gloaming(2000)がある。2022年、長い月日をかけて本書『フェローシップ岬』を書き上げると、全米ベストセラーとなる。現在、ラトガース大学ニューアーク校英語学科、芸術修士課程の准教授。