時砂の王_Tall

小川一水「時砂の王」ラジオドラマ版、いよいよ放送開始!

3月12日(月)夜からNHK FM「青春アドベンチャー」にて、小川一水『時砂の王』(ハヤカワ文庫JA)ラジオドラマ版の放送が始まります。何千年もの時間を巡る、闘いと、苦悩と、愛の物語。かつて書籍で楽しんだ方も、ドラマ版で初めて物語にふれる方も、どうぞお楽しみに!

【放送日時】
2018年3月12日(月)~3月16日(金) 午後10時45分~午後11時(1-5回)
2018年3月19日(月)~3月23日(金) 午後10時45分~午後11時(6-10回)
(聞き逃し対応)

【あらすじ】
西暦248年、不気味な物の怪に襲われた女王・卑弥呼を救った“使いの王”。人型人工知性体・メッセンジャーである“使いの王”は、彼女の想像を絶する物語を語る。卑弥呼を襲った物の怪は、未来で人類を滅ぼした敵の戦闘機械だった。2300年後の未来において、異星の敵が放ったこの増殖型戦闘機械群により地球は壊滅、さらに人類の完全殱滅を狙って機械群は時間遡行してきたのだ。3世紀の日本が、全人類史の存亡を懸けた最終防衛線となる……。
「時間」と「歴史」は大樹にたとえられ、過去を変えることで「時間枝」という異なる未来が次々と枝分かれする。敵を倒すたびに未来は変わるのだ。
絶望的な戦いに挑む“使いの王”。果して未来は守られるのか。そして、そうまでして守るべきものとはいったい何なのか……?

【原作者情報】
小川一水(おがわ・いっすい)
1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。現在ハヤカワ文庫JAより《天冥の標》シリーズを刊行中。最新刊はSF短篇集『アリスマ王の愛した魔物』

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