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ビル・ゲイツが描く「気候変動」解決への道『地球の未来のため僕が決断したこと』好評発売中

マイクロソフト社を創業した技術者で、世界的な経営者、慈善家として知られるビル・ゲイツによる20年ぶりの著書『地球の未来のため僕が決断したこと――気候大災害は防げる』(原題:How to Avoid a Climate Disaster: The Solutions We Have and the Breakthroughs We Need) が、8月18日に刊行されました。

気候変動問題についての著者のビジョンが示される本書は、3つの部分から成ります。

1つめに、世界が1年に排出する510億トンの温室効果ガスを、現在のSDGs目標のように2030年を一端の区切りとせず、2050年を境にかならずゼロにしなくてはならない理由は何なのか。

2つ目に、そのために今どのような最新テクノロジーが利用可能で、どのような技術が開発の途上にあるのか。

3つ目に、気候変動問題に対して、国、企業、そして私たち一人ひとりにはなにができるのかです。

扱われる主なトピック

・正しい気候変動対策が行われなかったら、世界はどうなるのか
・クリーンな発電法のうち、どの方法が現実的なのか
・食品生産による温室効果ガスの排出を抑える、人造肉の技術について
・温室効果ガスの排出を減らしながら、いままで通りの工業生産を維持するために
・問題解決の障壁である、政府の政策が犯してきた誤りとは何か
・未来のため、私たち一人ひとりに何ができるのか

評価

■ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー1位、39ヵ国で刊行決定

「世界の現状を変えるためにできることは何か。解決策はあるのか。本書が最新のアイディアを教えてくれる」――ウォール・ストリート・ジャーナル・マガジン
「気候変動という最も深刻かつ大きな課題のもとで再編成されていく、グローバル経済を生き抜くための必携書だ」――エコノミスト紙
「ビル・ゲイツが本書で提示する未来は、現実的かつ経済にとっても筋が通っている。厳しい現実をきちんと見据えた上で、私たちに気候大災害を避ける力があることを示してくれるのだ」――サイエンス誌

著者情報

ビル・ゲイツ

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技術者、経営者、慈善家。1975年、旧知のポール・アレンと共にマイクロソフト社を設立。現在はビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同会長を務めている。また、クリーンエネルギーやそのほかの気候変動に関わる技術の商業化を目的とするブレークスルー・エナジーを立ち上げた。3人の子どもがいる。

翻訳:山田 文 
翻訳家。訳書にユヌス『3つのゼロの世界』、ウォルフ『炎と怒り』(共訳、以上早川書房刊)、クラステフ『コロナ・ショックは世界をどう変えるか』、ヴォルナー『壁の世界史』など多数。

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■訳者によるあとがき

■はじめに より抜粋





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