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【2/6発売】『高慢と偏見』『エマ』『説得』……オースティン作品のカップル総出演のパスティーシュ・ミステリ!『『高慢と偏見』殺人事件』刊行のお知らせ(早川書房)

早川書房はハヤカワ・ミステリより、2025年2月4日にクローディア・グレイ『『高慢と偏見』殺人事件』(原題:THE MURDER OF MR.WICKHAM)を刊行いたします。

『『高慢と偏見』殺人事件』
クローディア・グレイ(著)/不二淑子(訳)
2025年2月4日発売予定/ポケット版/
本体価格:2,700円(+税)/ISBN:978-4-15-002012-5

◆あらすじ

『高慢と偏見』のエリザベスとダーシーが結ばれてから22年。
夫婦は長男のジョナサンと共にハウスパーティに参加する。

嵐に閉ざされた二日目の晩、詐欺まがいの投資話で恨みを買うウィッカムが何者かに殺された……!
正義感と好奇心から、『ノーサンガー・アビー』のキャサリンの娘ジュリエットとジョナサンは事件を調査することに。

パーティの招待客は誰もが動機や秘密を抱えている。犯人の正体は?

『分別と多感』『エマ』『説得』……ジェイン・オースティン作品のカップルが総出演する極上のパスティーシュ・ミステリ!

◆みどころ

2023年アウディ賞(Audie Awards/優れたオーディオブックに贈られる賞)ミステリ部門にノミネートされた本書は、ミステリの愉しみにあふれた一冊です。

嵐で閉ざされた館で起きる殺人、各所から恨みを買う被害者、正義感あふれる若者による独自調査、次々見つかる手がかり、徐々にあきらかになる容疑者たちの秘密……と、心躍る要素が満載!

さらにパスティーシュ作品としても一級品です。
オースティンの各作品のカップルが結ばれてから数年~数十年後の世界を舞台に、夫婦となったふたりに生じるすれ違いや問題が丁寧に描かれています。

探偵役は『高慢と偏見』のエリザベスの息子で20歳のジョナサンと『ノーサンガー・アビー』のキャサリンの娘で17歳のジュリエット。
本作のオリジナルキャラクターであるふたりの強い個性と徐々に深まっていく関係もみどころのひとつです。

夫婦間の問題が複雑に絡んだ事件を、若き男女コンビが解き明かす、極上のパスティーシュ・ミステリをぜひお楽しみください!

◆著訳者情報

クローディア・グレイ
1970年生まれ。イタリア、トリノ在住の作家。2008年に〈エヴァーナイト〉シリーズでデビュー。2015年からは〈スター・ウォーズ〉サーガのスピンオフ小説を手掛ける。

不二淑子
英米文学翻訳家 訳書『名探偵の密室』マクジョージ,『毒花を抱く女』イェンナス,『災厄の馬』ブキャナン,『かくて彼女はヘレンとなった』クーニー,『円周率の日に先生は死んだ』ヤング,『ボストン図書館の推理作家』ジェンティル(以上早川書房刊)他多数

◆書誌情報

タイトル:『高慢と偏見』殺人事件
著訳者:クローディア・グレイ
訳者:不二淑子
発売日:2024年2月6日
判型:ポケット版
本体価格:2,700円(+税)
ISBN:978-4-15-002012-1

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訳者 不二淑子さんによるあとがきを公開中