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【予約締切5/31】『アート・アンド・ソウル・オブ・ブレードランナー2049』はどんな本なのか? その特濃な収録内容を紹介!

本書は、カナダ放送協会の現場レポーター、インタビュアーでありドキュメント映画監督、そしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の妻でもあるタニア・ラポイントが、映画製作現場を2年間にわたり縦横に駆け巡って取材した濃密なドキュメントであり、また35年前に前作『ブレードランナー』でスチル撮影を担当しその世界を知り尽くしたカメラマン、スティーヴン・ヴォーンが現役復帰して撮影した膨大な写真などを使用した、公式大判ビジュアルブックである。

熱狂的なファンを擁する前作の、どんな要素を引き継ぎどんな要素を新たに加えたのか、企画立ち上げと監督選定の経緯から脚本開発、キャスト選考、撮影、ポストプロダクション、完成までの困難で繊細な「ブレードランナー」世界観の製作過程を、膨大な関係者の証言を交え詳細に追う。

前作を踏襲しつつも新しく生まれ変わったスピナーをはじめとする警察車両、銃、通信機器、データ検索システムなどプロップのコンセプトデザイン、リアル感を追求するためCGをできるだけ控え巨大なセットと精密なミニチュアでの再現にこだわった独創的なロサンジェルスやラスベガスの街並み、そして新型レプリカントの優美なルックなど、世界観を構成するあらゆる要素が紙上に再現されている。

町を彩る多様な言語の未来的広告、とりわけ分量が多い日本語ホログラフィ広告の「海鮮料理」「ロボット・レース」「やきとり」そしてタコ、ねぶた祭、などエキゾチックなビジュアルなどを40種以上見開きで一覧紹介。世界各国のサブカルチャー文化を取り込み、プラスチック素材なども多用した独特のファッションデザインも、コンセプトアートの段階から掲載。

ライアン・ゴズリング自身が役づくりの一環として脚本を創作した、レプリカントの精神状態を調査するベースライン・テストにおける膨大な問答文、ホログラフィのAIジョイと娼婦マリエッティの身体が混交する幻想的な情事のシーンの撮影と編集、荘厳壮大なウォレス社内と居並ぶレプリカントの標本たちなど、物語のキモになる場面の舞台裏も大量の現場写真を交えて詳説している。

アナ・ステライン博士が一人住む無菌ドームとレプリカントの偽記憶の作成シーン、広大な廃墟とゴミに覆われた郊外のトラッシュ・メサと300人の子役エキストラを使った労働搾取現場、前作の世界観を創造した伝説のフューチャリスト、シド・ミードによるラスヴェガスのエキゾチックな退廃世界、デッカードが孤独に暮らす廃園のようなカジノ・ホテル、美貌の宿敵ラヴとのクライマックス戦の舞台となったセパルベーダ防潮堤を再現するため、ブダペスト郊外にたった3カ月で建造された世界最大・数千立方メートル級の巨大水槽……あらゆる撮影現場を詳細・美麗に記録しキャスト・スタッフの証言を集めた、究極の映画製作ドキュメント写真集!

●キャスト・インタビュー(全12名)
ライアン・ゴズリング:K
ハリソン・フォード:リック・デッカード
アナ・デ・アルマス:ジョイ
シルヴィア・フークス:ラヴ
ジャレッド・レト:ニアンダー・ウォレス
カーラ・ジュリ:アナ・ステライン博士
ウッド・ハリス:ナンデス
レニー・ジェームズ:ミスター・コットン
デヴィッド・ダストマルチャン:ココ
デイヴ・バウティスタ:サッパー・モートン
マッケンジー・デイヴィス:マリエッティ
バーカッド・アブディ:ドク・バッジャー

●クルー・インタビュー(計29名)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ:監督
アレサンドラ・クエルゾーラ:装置
アレックス・フンケ:撮影監督(ミニチュア)
アンドリュー・コソーヴ:プロデューサー
ビル・カラッロ:エグゼクティブ・プロデューサー
ブローデリック・ジョンソン:プロデューサー
カミーユ・ヴェルハーゲ:アシスタント・プロダクション・デザイナー
シンシア・ヨーキン:プロデューサー
ゲルド・ネフツァー:特殊効果スーパーバイザー
ハンプトン・ファンチャー:脚本
マイケル・グリーン:脚本
ロジャー・ディーキンス:撮影監督
シド・ミード:ビジュアル・フューチャリスト
他。

※本文サンプル(画像はイメージのため変更される場合があります。)

購入特典1 「SFマガジン ブレードランナー2049特別版」(16ページ・フルカラー)

購入特典2 特製アートプリント2枚

「SFマガジン ブレードランナー2049特別版」は、冲方丁(作家)と虚淵玄(シナリオライター・小説家)による「ブレードランナー」をめぐる対談、「ブレードランナー2049」、「ブレードランナー」をめぐるエッセイほか、原作者フィリップ・K・ディックの世界をより深く知るためのコンテンツを収録した読み応えのある小冊子。

A4サイズの特製アートプリントは、フィリップ・K・ディックのすべてのカバーを手がける土井宏明によるアートワーク、およびSFアート界の巨匠・加藤直之による描き下ろしイラスト、計2枚。

※特典サンプル((画像はイメージのため変更される場合があります。)

完全受注生産。予約締切日は5月31日。

下記ネット書店をはじめ、お近くの書店にてご予約いただけます。

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・セブンネットショッピングはこちら

※書影はアマゾンにリンクしています。

【目次】
序文:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
第1章 長い道のり——『ブレードランナー』へ遡る
第2章 野蛮と混沌——『ブレードランナー2049』の世界を形づくる要素
第3章 過去の残響——グレープバイン
第4章 光と影——ロサンジェルス市街
第5章 メビウス21——Kが住む大型集合住宅
第6章 法と無秩序——ロサンジェルス警察
第7章 盲目的な野心——ウォレス・コーポレーション
第8章 分解工学——レプリカント技術をリバースエンジニアリングする
第9章 郊外
第10章 砂漠
第11章 海

【内容物構成】
◯書籍
・書籍本体、スリーブケース(筒状の箱)
◯小冊子「SFマガジン ブレードランナー2049特別版」(4色×16p)
・「ブレードランナー2049」論 添野知生
・対談再録 冲方丁×虚淵玄(司会:塩澤快浩)ほか
◯アートプリント(A4サイズ)2枚
・加藤直之描き下ろしイラスト
・土井宏明(『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』カバーアート

【書誌情報】
書名:アート・アンド・ソウル・オブ・ブレードランナー2049
著者:タニア・ラポイント/序文:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 訳者:中原尚哉 翻訳監修:添野知生
ページ数:224ページ(フルカラー) 版型:B4判変型上製(横31.8cm×横25cm)
本体価格:13,000円  ISBN :9784152097798 出版社:早川書房
予約締切日:5月31日 ※ご予約はお近くの書店、ネット書店にて。
発売日:7月26日

【著者について】
著者:タニア・ラポイント
タニア・ラポイントは、カナダのテレビ局、カナダ放送協会でインタビュアー、テレビホストとして15年間活躍、国際的エンターテインメントのニュースを伝え、アカデミー賞やカンヌ映画祭のようなイベントを報じる。またドキュメンタリー映画の脚本、監督、プロデューサーもつとめる。夫は「ブレードランナー2049」監督のドゥニ・ヴィルヌーヴ。2年にわたり、「ブレードランナー2049」の製作現場の取材を行い、2017年、初の著書となる本書を発表した。

序文:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(「ブレードランナー2049」監督)
ドゥニ・ヴィルヌーヴは、カナダ出身の映画監督。2000年の長篇第2作「渦」が地元カナダのジニー賞を受賞して注目を集める。2010年の「灼熱の魂」はアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、ハリウッドでも期待のクリエイターとして脚光を浴びる。その後、「プリズナーズ」「ボーダーライン」などの作品を経て、2016年SF作家テッド・チャンの作品を映画化した「メッセージ」でアカデミー賞作品賞ノミネートほか、多くの映画賞で喝采を浴びた。現在、ハリウッドで今後の活躍が最も期待されるクリエイターの一人である。

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