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ゴンクール賞受賞&ベスト・スリラー2021選出の傑作小説『異常【アノマリー】』(エルヴェ・ル・テリエ著)、2月2日発売

フランスの作家、エルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』(原題 L'anomalie)を早川書房から2022年2月2日に刊行します。
フランスの文学界最高峰のゴンクール賞を受賞し、アメリカのミステリ界では年間ベストと評価される、異例の作品です。フランスで110万部を突破、40の言語で翻訳が決まっています。

『異常【アノマリー】』
エルヴェ・ル・テリエ 加藤かおり 訳
早川書房 2月2日発売
装画:POOL 装幀:早川書房デザイン室

◉あらすじ

「もし別の道を選んでいたら……」

良心の呵責に悩みながら、きな臭い製薬会社の顧問弁護士をつとめる
アフリカ系アメリカ人のジョアンナ。
穏やかな家庭人にして、無数の偽国籍をもつ殺し屋ブレイク。
鳴かず飛ばずの15年を経て、
突如、私生活まで注目される時の人になったフランスの作家ミゼル……。

彼らが乗り合わせたのは、偶然か、誰かの選択か。
エールフランス006便がニューヨークに向けて降下をはじめたとき、
異常な乱気流に巻きこまれる。

約3カ月後、ニューヨーク行きのエールフランス006便。
そこには彼らがいた。
誰一人欠けることなく、自らの行き先を知ることもなく。

圧倒的なストーリーテリングと、
人生をめぐる深い洞察が国際的な称賛をうける長篇小説。
ゴンクール賞受賞、フランスで110万部突破
「ベスト・スリラー2021」(ニューヨーク・タイムズ、パブリッシャーズ・ウィークリー)
「2021年の海外ミステリ最良の一冊」(CrimeReads)

◉著者紹介

Francesca Mantovani (c) Editions Gallimard

エルヴェ・ル・テリエ Hervé Le Tellier
1957年、パリ生まれ。小説家、ジャーナリスト、数学者、言語学者など、多方面で活躍する。1992年より、国際的な文学グループ〈潜在的文学工房(ウリポ)〉のメンバーとして小説の新しい形式と構造を探求する作品を発表。2019年には4代目の会長に就任する。30ほどの著作を刊行する長いキャリアを経て、63歳のとき、本作で一挙に世界的に注目される。2020年、本作はフランスで最高峰の文学賞ゴンクール賞を受賞し、同国内で110万部を突破。40の言語で翻訳が決まっている。

◉訳者略歴

加藤かおり
フランス語翻訳家。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。訳書『念入りに殺された男』エルザ・マルポ、『ちいさな国で』ガエル・ファイユ、『ささやかな手記』サンドリーヌ・コレット(以上早川書房刊)、『星の王子さま』サン゠テグジュペリ、他多数


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