3,000点以上が50%OFF! 早川書房 夏のKindle超ビッグセール【文芸】
現在開催中の「早川書房 夏のKindle超ビッグセール」では、早川書房の電子書籍3,000点以上が50%OFF! セール期間は6月25日(火)から7月17日(水)までです。本記事ではセール対象からオススメの文芸作品をご紹介します!
夏のKindle超ビッグセール開催中!
まずご紹介するのはアラスター・グレイ『哀れなるものたち』。ウィットブレッド賞とガーディアン賞という英国の文学賞をW受賞した、知的な仕掛けと奇想によって甦るゴシック小説の傑作です。
ヨルゴス・ランティモス監督によって映画化され、主演のエマ・ストーンは第96回アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得しました。映画と原作を比べて鑑賞するのもオススメです。
次にご紹介するのはガブリエル・ゼヴィン『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』。本書で描かれるのはゲームクリエイターと友情の物語。発売後から人気が広がり、話題作となりました。最高におもしろい翻訳エンタメ小説を読むなら本書一択です。
続いてはディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』。
生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」。静かに暮らす「湿地の少女」と不審死事件が交錯し、物語は思いもよらぬ結末を迎えます。映画化もされたベストセラー、この機会にぜひ読んでみてください。
フェルナンダ・メルチョール『ハリケーンの季節』をご紹介します。
とある村で、〈魔女〉の死体が見つかる。彼女は村の女たちに薬草を処方し、堕胎もしてやっていた。彼女を殺したのは一体誰か──
暴力と貧困がはびこる現代メキシコの田舎を舞台に狂気と悲哀を描き、名だたる文学賞候補となった西語圏文壇新星による傑作長篇です!
ディストピア小説の傑作と名高いジョージ・オーウェル『一九八四年[新訳版]』をご紹介します。
〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する超全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは、真理省記録局で歴史の改竄に従事していた。彼は奔放な美女ジュリアとの出会いを契機に、伝説的な裏切り者による反政府地下活動に惹かれるようになる──二十世紀世界文学の最高傑作とも評される本書をぜひこの機会に読んでみてください!
続いてはエルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』です。
殺し屋、ポップスター、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男……なんのつながりもない11人だったが、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にする。飛行機は未曾有の巨大嵐に遭遇し、乗客は奇跡的に生還したかに見えたが──。
SFやミステリの要素を含みつつ、そこにあるのは唯一無二の物語。この機会にぜひ手に取ってみてください!
コルソン・ホワイトヘッド『ハーレム・シャッフル』では1959年のニューヨーク、ハーレムを舞台にまっとうに生きようとするアフリカ系アメリカ人が描かれます。従弟たちの起こした強盗事件に否応なく巻き込まれていくなか、彼が選ぶ道とは……人種、貧富、性差の問題が渦巻く街を舞台に『地下鉄道』の著者が放つエンタメ小説です!
最後にご紹介するのはコーマック・マッカーシー『ノー・カントリー・フォー・オールド・メン』です。コーエン兄弟監督映画「ノーカントリー」原作の本書。ヴェトナム帰還兵モスがメキシコ国境付近で発見した死体と大金が、更なる殺戮を呼びます。
なお、荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を描きあげたピュリッツァー賞受賞作『ザ・ロード』をはじめ、早川書房から刊行されているマッカーシー作品はそれぞれ読みどころがあり、どれもオススメです(近刊『ステラ・マリス』『通り過ぎゆく者』は今セール対象外)。まずは検索してみてください!
オススメの文芸作品をまとめてみましたが、いかがでしたか? 気になっていた本をまとめ買いするなら今回のセールは絶好のチャンス! まずはKindleストアにアクセスしていろいろと検索してみてください。きっと素敵なタイトルと出会えるはずです。