青い海の宇宙港_秋冬篇_

夢と希望、絆と情熱に満ちた青春宇宙小説の傑作、いよいよ文庫化! 川端裕人『青い海の宇宙港 春夏篇/秋冬篇』書影&あらすじ公開!

〈SFマガジン〉での連載を経て、2016年に単行本化、星雲賞参考候補作にもなった青春宇宙小説の傑作川端裕人『青い海の宇宙港 春夏篇/秋冬篇』がいよいよ文庫化! 7月4日の発売に先駆けて、書影とあらすじを公開します。

(書影はAmazonにリンクしています)

川端裕人『青い海の宇宙港 春夏篇』ハヤカワ文庫JA 本体価格780円+税

小学六年生の天羽駆(あもうかける)は親元を離れ、宇宙遊学生として、豊かな自然と最先端の宇宙関連施設が同居する多根島で一年を過ごすことになる。同じく宇宙遊学生の周太(しゅうた)、萌奈美(もなみ)、島の同級生希実(のぞみ)と宇宙探検隊を結成した駆は、日本宇宙機関(JSA)職員の加勢遙遠(かせはると)や宇宙ベンチャー企業を営む温水(ぬくみず)兄弟との出会いをきっかけに、島で開催されるロケット競技会へ参加しようと考えるが――足元から宇宙へ! 夢と希望に満ちた青春宇宙小説、スタンバイ!

川端裕人『青い海の宇宙港 秋冬篇』ハヤカワ文庫JA 本体価格820円+税

島原産の黒糖を燃料にしたキャンディロケットの打ち上げに成功した駆たちは、もっと遠く、宇宙のかなたまで届くロケットを打ち上げたいと思うようになる。そんな駆たちの思惑は島に波乱を呼びながらも、里親や日本宇宙機関職員など、頑なだった周りの大人たちの心を動かしていき……。はたして、島のみんなの想いを乗せたロケットは飛び立つのか? 絆と情熱に満ちた青春宇宙小説、いよいよリフトオフ! 解説=小川一水

装画は『君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部』(著:武田綾乃)や『猫の惑星』(著:梶尾真治)など数多くの書籍装画を担当されているおとないちあきさん、デザインは『君の膵臓を食べたい』(著:住野よる)など数多くのデザインを担当されているbookwallさんです。

今回の文庫化に際し、推薦を日本科学未来館館長・宇宙飛行士毛利衛さん、解説を『天冥の標』の著者でSF作家の小川一水さんからお寄せいただきました。

川端裕人さんのデビュー作『夏のロケット』の出版が1998年。キャリア20年越しの節目であり、人類史上初のブラックホール観測、はやぶさ2の小惑星リュウグウ探査、インターステラテクノロジズのMOMO3号機打ち上げ成功など、まさに宇宙イヤーというタイミングでお届け! デビューからの軌跡を語る文庫版のための後書きも収録! 続報をお楽しみに! (編集部O)

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