エレベーター

【試し読み】全米10冠! 話題のヒップホップ・ポエトリー・サスペンス ジェイソン・レナルズ『エレベーター』

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8月20日発売、この夏最大の注目作!
ジェイソン・レナルズ『エレベーター

説明はあとにして、まずは読んでみてください。

(PDF版はこちら)

いかがですか? 『エレベーター』最大の特徴は、全篇を通して、臨場感あふれる詩のような文体と、ページをめくるのが楽しみになるようなレイアウトで書かれている、というところなのです。
もちろん、物語の面白さも折り紙付き。サスペンス、純文学、ヤングアダルト文学といったジャンルを横断する、新感覚の傑作です。

こんなお話です。

ウィルの兄、ショーンが殺された。
悲しみに暮れるウィルが兄の箪笥の引き出しから見つけたのは、1挺の拳銃。
仲間内に伝わる復讐の掟に従って犯人を殺すため、彼は部屋を抜け出し、エレベーターに乗り込む。
自宅のある8階から地上に降りるまでの短い時間に、兄貴分、初恋の女の子、伯父、父親などの親しい人々に出会う。
彼ら全員が、復讐の掟にかかわって射殺された者たちだった。
彼らは何者なのか、ウィルに何を語るのか。ウィルは復讐を決意するのか。
胸に迫るラストの一言まで一気読み必至の物語。

Photo by Ben Fractenberg

著者のジェイソン・レナルズは1983年生まれ、ワシントンD.C.出身の作家。9歳から詩を書きはじめましたが、大学に入るまでは本をほとんど読まず、ヒップホップばかり聴いて過ごしていたそう。
大学時代は講義よりも、詩を書いたり、その詩をキャンパス中で朗読することに夢中になっていました。
大学を卒業した後はニューヨークへ引っ越し、百貨店の販売員などをしながら作家を目指します。
学生時代の友人と自費出版した詩集がエージェントの目に留まり、2009年に詩集My name is Jason. Mine too.でデビュー。
これまでに、マーベルのコミック「アルティメット・スパイダーマン」のノベライズであるMiles Morales: Spider-Manを含む、13冊のヤングアダルト作品を出版しています。
中学校のエリート陸上チームに所属する4人を主人公としたTrackシリーズの第1巻『ゴースト』は、全米図書賞の最終候補に選出されました。
本書『エレベーター』は10作目の長篇。友人が殺され、別の仲間たちと集まって復讐を企てた、という著者の実体験をきっかけとして書かれた作品です。
現在は故郷ワシントンD.C.で執筆活動を続けています。


・受賞と評価

原書出版直後からアメリカで大きな話題を呼んでいた本書は、たくさんの文学賞を受賞、またベストブックリストに選出されています。

★アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)YA部門受賞
★ロサンゼルス・タイムズ文学賞YA部門受賞
★ウォルター・ディーン・マイヤーズ賞受賞
★ペアレンツ・チョイス賞書籍部門金賞
★プリンツ賞銀賞
★ニューベリー賞銀賞
★コレッタ・スコット・キング賞銀賞
★全米図書賞YA文学部門ロングリスト選出
★バズフィード・ベストブック選出
★《エンターテインメント・ウィークリー》ベストYAブック選出

また、辛口で知られる有名書評誌も軒並み絶賛。

レナルズは、エレベーターの中の一瞬を舞台にして、個々の人物の物語をむき出しにし、貧困、ギャングの一員としての生活、そして不公平さしか与えられない彼らが暴力に慣れきってしまっていることを暴く。あまりにもリアルなサバイバル描写の中で、そんな状況でも愛や選択が存在していいことを示すために、レナルズは戦っている。
──〈ブックリスト〉

読み終わったあともずっと、この本について考えずにはいられない。──〈スクール・ライブラリー・ジャーナル〉

最後の一行は、このシーズンの本の中で最高のラストだ。
──〈ホーン・ブック〉

・翻訳者

翻訳者の青木千鶴さんは、デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』や『用心棒』をはじめ、たくさんの訳書がある文芸翻訳家。15歳のアメリカの少年の頭の中をそのまま書き写したような、スラング言いまくり、韻踏みまくりの原文の雰囲気をそのままに、すばらしい日本語訳をしてくださいました。


この夏のマスト・リード、ジェイソン・レナルズ/青木千鶴訳『エレベーター』、8月20日発売です。
「まだ読んでないの?」と言われる前に、ぜひ手に取ってみてください!
次回は、深緑野分さん、池澤春菜さんにいただいたコメントを公開予定!

***

ジェイソン・レナルズ/青木千鶴訳『エレベーター
装画:サイトウユウスケ
四六判並製 本体価格1800円+税
2019年8月20日 早川書房より発売

池澤春菜さんによるレビューはこちらから
深緑野分さんによるレビューはこちらから
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コメント1件

ハードカバーより少しソフトカバー寄りが、うれしい。。ハードカバは特別感があるのはわかるんですけどね。。作家さんにも特にそういう思い入れある人多いし・・。
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