卓抜した発想で全選考委員を驚愕させ、第10回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞したそえだ信氏のデビュー作『地べたを旅立つ』が、このたび『掃除機探偵の推理と冒険』として改題文庫化されます。

『掃除機探偵の推理と冒険』

そえだ信
解説：辻真先／装画：宮崎夏次系
ハヤカワ文庫JA

北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた！　そのうえ隣の部屋で死体を発見してしまう。しかし彼には愛する姪・朱麗を義父のＤＶから守るという使命が。掃除機の姿となった勢太は、壁や段差、隣室の死体の謎など、数多の障害を乗り越え、朱麗の待つ小樽へと辿り着くことができるのか？　
第10回アガサ・クリスティー賞受賞作『地べたを旅立つ』改題文庫化

選考委員が「前代未聞」「ぶっ飛んでいる」「小説として文句なく面白い」と絶賛した、ミステリ界のニューウェーブ、そえだ信が放つ異色のミステリが、手にとりやすい文庫で登場。ロボット掃除機を主人公にしながら、本格ミステリとしても、冒険小説としても一級品の本作をぜひお楽しみください。人気漫画家・宮崎夏次系さん描きおろしの、マンガ風のカバーイラストにもご注目を！（電子書籍版もご用意しています）