ヴァージニア・ウルフの傑作『波』、45年ぶりの新訳(森山恵訳)
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ヴァージニア・ウルフの傑作『波』、45年ぶりの新訳(森山恵訳)

2021年6月16日に、ヴァージニア・ウルフ『波〔新訳版〕』(原題The Waves)を早川書房から刊行します。
翻訳は、『源氏物語 A・ウェイリー版』(ドナルド・キーン特別賞受賞)の訳者の一人である森山恵氏です。

波〔新訳版〕_箔押し書影

波〔新訳版〕
ヴァージニア・ウルフ/森山恵 訳
好評発売中

◉書評・メディア露出

BRUTUS(2021年8月15日号)インタビュー(水原涼氏・作家、取材:鳥澤光氏)
週刊文春(2021年8月26日号)書評(寺地はるな氏・小説家)
ELLE JAPON(2021年9月号)書評(石井千湖氏・ライター)
北海道新聞(2021年7月11日)コラム(水原涼氏・作家)
毎日新聞(2021年6月30日)文芸時評(小川公代氏・英文学者)

◉概要

6人の男女が語る青春と老い、人生の哀切、そして歓び。
45年ぶりの新訳でよみがえる、20世紀モダニズム文学の極北。

20世紀初頭のイギリス。遠い太陽の光が海辺の一日を照らし、生まれては消える波のうねりを描き出す。そこに重なるのは、男女6人の独白(モノローグ)。いくつもの声が、幼少期から晩年まで、幻想のように過ぎた日々の思い出を物語る。くり返す描写と語りが重なり、繊細な感覚と記憶が波音と響き合う。

作家みずから劇=詩(プレイポエム)と呼び、小説の純粋性を追求した作品であり、後世に多大な影響を与えた、ウルフ文学の到達点。
詩情豊かな訳文による、45年ぶりの新訳。

写真 井上佐由紀
装幀 名久井直子

◉著者紹介

ヴァージニア・ウルフ Virginia Woolf
(1882−1941)イギリス・ロンドン生まれ。文芸批評家レズリー・スティーヴンを父に持ち、幼い頃から書物に親しむ。両親の死後、兄弟姉妹でロンドンのブルームズベリー地区に移り住み、後に「ブルームズベリー・グループ」と呼ばれる文化集団を結成。1912年、グループの仲間であるレナード・ウルフと結婚。33歳で作家デビューし、「意識の流れ」と呼ばれる文学的手法を駆使したモダニズム作家として注目される。主な作品に『ダロウェイ夫人』(1925)、『灯台へ』(1927)、『オーランドー』(1928)などがある。小説以外にも、『自分ひとりの部屋』(1929)、『三ギニー』(1938)といった批評作品の発表や、夫ともに出版社「ホガース・プレス」を立ち上げるなど、批評家・出版事業者としての側面もあわせ持っていた。生涯にわたり心の病に苦しめられ、第2次世界大戦中の1941年に入水自殺で亡くなった。

◉訳者略歴

森山恵(もりやま・めぐみ)
詩人。聖心女子大学卒業、同大学院英文学修了。詩集に『夢の手ざわり』『エフェメール』(ふらんす堂)『みどりの領分』『岬ミサ曲』(思潮社)。訳書に『源氏物語 A・ウェイリー版[全4巻]』(左右社)紫式部、英訳:アーサー・ウェイリー、日本語訳:毬矢まりえ+森山恵。NHK World TV Haiku Masters 選者。


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