未来の裁判で完全勝訴するための魔法。『AI法廷のハッカー弁護士』5/24発売!
もしも、AIが裁判の判決を下すようになったら?――AI裁判官が導入された日本を舞台とするSFミステリ連作『AI法廷のハッカー弁護士』が5月24日に刊行されます。作者は第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』の竹田人造さん。気鋭のSF作家が描く曲者だらけの電脳エンタメ法廷劇!!
竹田人造『AI法廷のハッカー弁護士』
単行本・5月24日(金)発売
イラスト shirakaba
装幀 野条友史(BALCOLONY.)
【STORY】
複雑化していく訴訟社会にあって、人間の代わりにAI裁判官が導入された日本。それにより裁判は省コスト化・高速化され、年間訴訟件数は導入前の何倍にも膨らんでいた。時に困惑し、時にバブルに沸きながら、法曹界は人の代替としてのAI裁判官を受け入れ始めた。そんな中、あくまで機械としての裁判官を冷徹に分析する男がいた。不敗弁護士、機島雄弁。AIの穴をついて勝訴を手にするハッカー弁護士の顔も持つ悪徳漢。その正体は誰にも気付かれてはならなかったが、ある事件で偶然にも依頼人に知られてしまい……? この国の正義をめぐるAI法廷ミステリ連作集!
【登場人物】
●機島雄弁(きしま・ゆうべん)自称魔法使いのハッカー弁護士。他人の泣き言が主食。
●軒下智紀(のきした・ともき)依頼人。一見特徴の薄い小柄な青年。得意科目は道徳。
●錦野翠(にしきの・みどり)通称・錦野博士。情報通のエンジニア。機島をサポートしつつ嫌がらせもする。
●田淵(たぶち)新人検事。やたらと他人に心酔しやすく、妙なサロンをハシゴする。
●宮本正義(みやもと・まさよし)機島の旧友で生真面目な検事。名古屋地検の敗戦処理屋。
●錦野唱歌(にしきの・しょうか)錦野翠の姉。米国判事AI開発メンバーの一員。「正しいを作ろう」が決め台詞。
【収録エピソード】
Case 1:魔法使いの棲む法廷
Case 2:考える足の殺人
Case 3:仇討ちと見えない証人
Case 4:正義の作り方
――――――――――――
新時代の才能が描くSF法廷エンタメ、今年必見の1冊です。