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本を読むことは、現実に立ち向かう術のひとつだよ――。絶賛の声続々! 青春ビブリオ小説 青谷真未『読書嫌いのための図書室案内』4/16刊行!

早川書房は2020年4月下旬に、作家・青谷真未氏の『読書嫌いのための図書室案内』を文庫書き下ろしで刊行します。
読書メーターの「読みたい本ランキング1位」を獲得しベストセラーとなった『君の嘘と、やさしい死神』、女子校を舞台にした少女たちの感情の機微を見事に描いたデビュー作『鹿乃江さんの左手』など、主にポプラ文庫で心情を細やかに拾い上げる叙情の名手として作品を発表してきた青谷氏は、今回ハヤカワ文庫初登場です。
このたび、書店員さん読者モニターのみなさん合計30名の方々から、熱い感想がたくさん寄せられました!


■序章試し読み公開中!

『読書嫌いのための図書室案内』あらすじ

読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二は、ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。本好き女子藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を依頼し始めた浩二だったが、同級生の八重樫、美術部の緑川先輩、生物の樋崎先生から、執筆と引き換えに不可解な条件を提示されてしまう。
その理由を探る浩二と蛍はやがて、三人の秘めた想いや昔学校で起きた自殺事件に直面し……本をめぐる高校生たちの青春と秘密の物語

■著者紹介

青谷真未(あおや・まみ)
2012年、第2回ポプラ社小説新人賞〈特別賞〉を受賞した『鹿乃江さんの左手』でデビュー。著書に、ベストセラー『君の嘘と、やさしい死神』をはじめ、『ショパンの心臓』『アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う? 』『もうヒグラシの声は聞こえない』他多数。登場人物たちの心情を細やかに拾い上げて物語を紡ぎ、ますます活躍が期待される注目の俊英。


■営業担当/編集担当より

「なんで本を読むの?」
たまにそう聞かれることがあります。理由なんてない、ただ好きだから、いろいろな答えが頭の中を駆けめぐるけれど、今まではうまく答えられずにいました。でも、今ではこう言えます。
「この本を読めばわかると思うよ」
本嫌いの主人公は図書新聞づくりを経て、本とどう関わっていくのか。それを追っていくうちに、いつしか読んでいる私たちまで本を好きになっている。私が主人公くらいの年齢の時に読んでいたら、もっと本を好きになっていただろうと思える瑞々しい青春小説です。(営業部N)

第一稿を読んだ時、「本を読む」という行いに対し、これほどまでに背中を押してくれる作品を久々に読んだ! と強く思い、「今まで本を読んできてよかった」という思いでいっぱいになりました。
本嫌いの男子が本好き女子と出会い成長するボーイミーツガールとしても、人の心の秘密にそっと寄り添う青春小説としても、本にまつわる謎をめぐるビブリオものとしても、この物語を楽しんでいただける方は必ずや大勢いらっしゃると考えています。(編集部O)

読書嫌いのための図書室案内_帯

■本書に寄せられた感想

【書店員のみなさま】
「読書はちょっと……」という人には新しい風が吹くだろう。読書好きには勇気100倍!(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん)

いきなりはじまりから、そう来たか!? こんな小説を待っていました!  本嫌いの男子に影響されて本を読みたくなるという、ある意味革命的な物語!(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)

ビブリオミステリとしても青春小説としても秀逸で、心の内側にあるものを灯してくれるような物語でした。(丸善丸広百貨店東松山店 本郷綾子さん)

まさにタイトル通り読書嫌いの方にこそ、読んでほしい一作! かならず読書の楽しさに目覚められると思う。(文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん)

本好きも、ちょっと苦手意識を持っている未来の本好きたちにも是非読んでほしい。きっと見えている世界が広がるはず。(未来屋書店有松店 富田晴子さん)

本を読むことは沢山の人生を経験できる。読んだら行動したくなる本とはこういうことをいうのだと思いました。活字が苦手な人にこそ、だまされたと思って読んでほしいです。(ブックランドフレンズ 西村友紀さん)

この物語を読むことで多くの人が読書の楽しさや喜びを味わってもらえるといいなと思いました。(水嶋書房くずはモール店 井上恵さん)

本好きには、たまらない小説。ビブリオトークがとにかく面白いし、ミステリー要素も楽しい。そして、何より本(読書)の可能性は、無限大であると確信させていただきました。(精文館書店豊明店 近藤綾子さん)

この作品を読むとなぜ本を読むのかわかってくるのかもしれない。本が苦手な主人公目線だからこそ本を読む理由が見えてくる。(宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん)

高校生の日常の中に重すぎないミステリーとあまずっぱい青春があり、ぐいぐい読み進めることができる作品でした。(ブックランドフレンズ 一尾みどりさん)

「好き」と「嫌い」の壁の高さを軽く乗り越えてくるPOPな文体と、その壁の厚さを溶かしてくれる本に対する熱さがギッシリ詰まっている。(くまざわ書店南千住店 阿久津武信さん)

シリーズ化希望します! 出てくる作品も身近で、再読を促される感じです。(未来屋書店名西店 福井由美子さん)

本を読む人が減少する中、本を扱った本・読書をすすめる本が出ることがうれしく思う。(谷島屋書店サンストリート浜北店 川島翔さん)

今まで見えなかったものが見えてくる。世界も変わって見えてくる。そんな体験ができること間違いなしです。(三洋堂書店新開橋店 山口智子さん)

本嫌いの主人公の成長だけでなく、ミステリーのようなドキドキもあり、優しい気持ちにもなれる話でみずみずしい高校生活も味わえました。(コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さん)

読書①

【読者モニターのみなさま】
誰にでも読みやすさと読み応えを感じさせてくれる、タイトルどおりの小説だと思いました。この本を読んだ人は前より本が好きになると思います。(20代男性)

気が付けば一気読み。次のページへ次のページへとぐいぐいひっぱってくれました。(20代男性)

教室の隅で本を読んでいる少年少女に、一歩踏み出す勇気を与えてくれる本だと思いました。(40代女性)

本嫌いが本好きに思いがけない好機をもたらすこの物語。強くおすすめしたいです。(50代女性)

人も子供も、本好きでも苦手でも、万人に安心しておススメできる「おやつ」のような一冊だった。(40代女性)

わたしもまた次の本を読むときに「期待」するんだと思いました。(50代女性)

言葉が血肉となって、力になる。そしてそれが思いもしないような世界を見せ、現実を変えていく。これこそ、読書の喜びではないでしょうか。(20代男性)

読書好きはもちろん読書嫌いの人が読んでも、絶対次の本が読みたくなる、そんな本でした。(50代女性)

誰の身にも一度は起きるような感情が初々しく描かれていて好感が持てました。続きを読みたくなるような本でした。(40代女性)

読後、いや読中から僕もこの本を応援したくなりました。たくさん売れて、作者も担当者も出版社も本屋も読者も司書も表紙を見かけた人もこれからこの本に出会う人にも、つまりはすべての人がハッピーになることを切望します。(40代男性)

これ以上ない、というほど眩しい青春小説だ。(30代女性)

今をくすぶっているそこのキミ。そして過去の思い出に囚われているアナタ。そして、いつかこんな感情を抱くであろう日に向かって成長し続ける私の娘。この作品を「母のオススメ書籍」の一番手前に置いておこう。お母さんは気が早いんだ。(30代女性)

読書は独りで完結するものではないのだ! この本の読書会が至る所で開催されて、みんなが語り合ったら楽しいだろうな。(50代男性)

この本は本を読む人にも本を読まない人にも…つまり、色んな人に読んで欲しい作品です。いやぁー、早川書房さんからこんな作品が出版されるなんて思いませんでした。今回読めて本当によかったです。(30代男性)

最後の1ページで心の全てを持っていかれました。(20代男性)

リーダビリティが高いうえに、深みもある。「物語とは何か」が、この本を読めばわかる気がします。(40代女性)

この春大注目の小説を、ぜひお楽しみください!

(担当編集:小野寺真央

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