見出し画像

【戸髙一成氏、野中郁次郎氏、保阪正康氏推薦!】大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉 第1弾『日本軍が銃をおいた日』8月10日発売

『独ソ戦』(岩波新書)などで知られる現代史家の木木毅氏の監修のもと、戦争ノンフィクションの名著を復刻するシリーズ〈人間と戦争〉。8月10日の創刊に先駆け、戸髙一成氏、野中郁次郎氏、保阪正康氏よりお寄せ頂いた推薦の辞をご紹介します。

平和を求めるということは、避けるべき戦争の重層的な実態をより深く知ることに他ならない。その道標として最良のシリーズと言える。
――戸高一成 呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長

戦争の本質を「物語り」によって究めることは、国家、社会、人間の「生き方」を問うことである。本シリーズの刊行で、日本人の危機意識が目覚めることを期待する。
――野中郁次郎 経営学者、一橋大学名誉教授 『失敗の本質』共著者

歴史の底流を読む、いま「原典」がよみがえる時だ。
――保阪正康 作家

第1弾となるルイ・アレン『日本軍が銃をおいた日――太平洋戦争の終焉』は8月10日(水)発売です!

その軍隊は降伏の仕方を知らなかった
1945年8月15日、太平洋戦争は終わった。だが海外各地の数百万の日本軍兵士にとって、それは新たな戦いの始まりだった。錯綜する和平交渉に出口はあるのか。アウンサン、スカルノ、ホー・チ・ミンら民族独立運動の闘士たちといかに切り結ぶべきか。帰還か残留継戦か、決断の刻が迫る――。バンコクで終戦を迎えた後、仏僧に化け潜伏生活に入った辻政信、「F機関」を率いてインド国民軍創設の立役者となった藤原岩市など、個性豊かな軍人たちを活写しながら、現代アジアを形成した歴史転換期を克明に描き出す。当時、イギリス軍の語学将校として降伏交渉に身をもってあたった日本研究の第一人者が、数多くのインタビューと、日、英、米の膨大な資料を駆使して書き上げた畢生の書。

著者:ルイ・アレン(Louis Allen)
1922年生まれ。マンチェスター大学でフランス語を学ぶ。ロンドン大学SOAS(東洋・アフリカ研究学院)で日本語通訳の訓練を受けた後、第二次大戦中のニューデリーやビルマで語学将校として軍務に服し、終戦時には多数の降伏交渉に立ち会う。除隊後はダラム大学でフランス文学を教えるかたわら、日本軍がアジアで関わった戦いについて研究し優れた業績を残した。他の著書に『シッタン河脱出作戦』『ビルマ 遠い戦場』など。1991年没。



みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!