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【シリーズ紹介】映像化にサム・ライミ監督が名乗りをあげた《キングキラー・クロニクル》3部作とは? 第2部『賢者の怖れ』2018年5月より日本版刊行開始!

 全世界で1,000万部以上売り上げた、パトリック・ロスファスの超大人気の正統派本格ファンタジイ・シリーズ《キングキラー・クロニクル》(全3部作予定)をご紹介します。

 第1部風の名前(The Name of the Wind)は、2007年に米国から刊行されたちまち大人気。2008年に刊行されたハードカバーの日本版は、2017年にハヤカワ文庫FTより全5巻で刊行されました(訳/山形浩生、渡辺佐智江、守岡桜 カバーイラスト/中田春彌)。
 かつて「極悪人」「王殺しのクォート」と呼ばれていた伝説の英雄は、寂れた宿屋の主人コートとしてひっそりと過ごしていました。ある日、彼の正体を看破した歴史家に促され、彼は自らにまつわる「本当の物語」を3夜かけて語り始めます……。その第1夜の物語、第1部『風の名前』では、旅芸人一座に育った主人公が悲惨な幼少時代を経たのち、大学にて友と切磋琢磨しながら秘術師になる修行を始めるまでが語られます。

 第2部の『賢者の怖れ(仮)』(The Wise Man's Fear)は米国にて2011年に刊行。日本版はハヤカワ文庫FTにて第1部と同じ訳者によって、5月から毎月連続刊行される予定です(全7巻予定)。
 第2部は、クォートの語る物語の第2夜。大学時代の続きから、波瀾万丈の冒険譚まで、第1部の1.5倍の分量で展開します。

 第3部(The Door of Stone)は2018年現在、ロスファスにより執筆されている最中ですが、その前に米国ではシリーズのスピンオフ中篇が2本発表されています(The Lightning Tree、The Slow Regard of Silent Things)。

《キングキラー・クロニクル》シリーズは、2005年に《ソウ》シリーズで知られる映画配給会社ライオンズゲートにより映像化権が取得されていましたが、2018年1月に、「スパイダーマン」シリーズで有名なサム・ライミ監督が監督権を得るため交渉中というニュースが発表されました。今後の成り行きに注目です。

Sam Raimi to Direct ‘Kingkiller Chronicle’ for Lionsgate and Lin-Manuel Miranda (EXCLUSIVE)


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