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フランス文学最高峰 ゴンクール賞受賞作! 事故で亡くした夫を想う自伝的作品『生き急ぐ』11月7日発売

早川書房は、フランスの作家、ブリジット・ジロー『生き急ぐ』(原題 Vivre vite)を2024年11月7日に刊行します。
フランス文学最高峰のゴンクール賞の受賞作です。

『生き急ぐ』ブリジット・ジロー/加藤かおり訳
2024年11月7日、紙・電子同時発売

◉あらすじ

20年前、ブリジットは、夫のクロードをバイク事故で失った。享年41。二人で購入し、引っ越しを間近に控えた家に、夫が住むことはなかった。

いま、再開発のため家を手放すことになったとき、ブリジットはまるで夫の魂を売ったかのように感じた。そして再び問いに向き合う。

もしも、あのとき、違う選択をしていたら事故は避けられたのか?

まぶたに浮かぶ、家族の“あのとき”の数々。別れの時へと至る回想のカウントダウンが始まる。

癒えることのない痛みと向き合い、運命の意味を問う長篇小説。フランス文学最高峰のゴンクール賞受賞作。

装幀:田中久子 
Photo by Shanna Baker/ Moment Open/Getty Images

◉著者紹介

Pascal Ito(C)Flammarion 写真(禁転載)

アルジェリアのシディ・べル・アッベスにてフランス人の両親のもとに生まれる。ドイツ語、英語、アラビア語を学び、翻訳者、書店員、文芸ジャーナリストなどを経て1997年に作家デビュー。2007年、L’amour est très surestimé(『愛はきわめて過大評価されている』未訳)でゴンクール短篇賞受賞。2017年、Un loup pour l’homme(『人間にとっての狼』未訳)がゴンクール賞、フェミナ賞等の候補作となり、2019年、Jour de courage(『勇気の日』未訳)がメディシス賞、アカデミー・フランセーズ小説大賞の最終候補作に選出される。2022年、本書『生き急ぐ』でゴンクール賞を受賞し、フランスで50万部を突破するベストセラーとなる。小説執筆の傍ら、文芸評論家、文芸フェスティバルのアドバイザー、編集者としても活躍している。