
「読み終わった後しばらく虚脱」「シリーズ最高傑作だった」「これまでの中でベスト」激賞の声相次ぐ『ガン・ストリート・ガール』【刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ第四弾】
今月刊行以来、大好評いただいております『ガン・ストリート・ガール』(エイドリアン・マッキンティ/武藤陽生訳)。いただいた感想へのリンクをご紹介いたします!
エイドリアン・マッキンティ『ガン・ストリート・ガール』を読む。素晴らしい! 夫婦が殺され、息子は自殺。暴動が頻発する北アイルランドで起こった殺人事件の真相は? ショーン・ダフィシリーズ、遂に完全開眼。警察小説の迫力、ハードボイルドの強さ、謎解きミステリの愉しさを満載した傑作登場! pic.twitter.com/FKNDiU7DK8
— 阿津川辰海 (@tatsumi2017) October 17, 2020
(承前)いや、今回めちゃくちゃ面白かったですね! もちろん、これまでの三作もそれまでに魅力があり、それは「紛争の続発する北アイルランド」という舞台だったり、ケレン味のある謎提示だったりした。だけど、このシリーズに深みと面白さをもたらしているのは、ショーン・ダフィという男その人だった
— 阿津川辰海 (@tatsumi2017) October 17, 2020
(承前)だからこそ、二作目の結末に味があり、三作目のラスト100ページにあれほど心震わされるのである。そして四作目では……一匹狼としてのショーン・ダフィではなく、仲間の中の一人として、責任がある立場としてのダフィ像が見えてきてまずそれが実に良い。同僚のキャラがいい味出してんですよね。
— 阿津川辰海 (@tatsumi2017) October 17, 2020
(承前)で、今回の事件。あえて言えば、これまでの三作はそれぞれ、謎解き部分の決定力に欠けていました。三作目の一つの目玉である「密室」も、トリックはいまいちで、むしろ魅力はダフィの物語の収束とラストだった。ところが、今回、このなんの変哲もない事件が、面白いように広がり、転がっていく。
— 阿津川辰海 (@tatsumi2017) October 17, 2020
(承前)その過程が面白く、おまけに物語自体の結末も今まで以上に衝撃的で素晴らしいとあっては。読み終わった後しばらく虚脱してました。いやあ、良かった。五作目「レイン・ドッグス」楽しみですし、訳者あとがきによるとこれからますます面白くなる模様。ショーン・ダフィシリーズに乗り遅れるな!
— 阿津川辰海 (@tatsumi2017) October 17, 2020
『ガン・ストリート・ガール』を読みました。1980年代北アイルランドを舞台に、ショーン・ダフィという刑事を主人公にすえたシリーズの第四作にあたりますが、関係者に死の連鎖を引き起こす富豪夫婦殺人事件の謎もさることながら、やはりIRAによるテロの脅威が→
— 笛吹 (@fuehuki) October 24, 2020
「日常」として存在しているという点が他と一線を画すところで。襲撃への備えを日常に組み込みつつ、刑事としての職分を全うするショーン・ダフィという人物がおもしろく、シリーズを遡って読みたいな…と思わされました。次作は古城の(!)密室殺人(!)だそうで→
— 笛吹 (@fuehuki) October 24, 2020
そちらはそちらで気になりますが。有能で行動派、しかし組織に順応するには頑固にすぎ、皮肉屋で、北アイルランドでは珍しいカソリックでもある。アウトローです。アウトローですが職業人でもある。そういう人物が事件の謎を解きほぐし、こじ開けてゆく、その様が魅力的でした。→
— 笛吹 (@fuehuki) October 24, 2020
ショーン以下、刑事たちが叩きあう軽口もいい。なんだか、こういう軽口の交わされる小説を久しぶりに読んだ気がする。
— 笛吹 (@fuehuki) October 24, 2020
エイドリアン・マッキンティ『ガン・ストリート・ガール』(武藤陽生訳/ハヤカワ文庫)。アイルランドのはぐれ刑事、クールで熱いショーン・ダフィの四作目は、裏がありすぎる黒い事件がてんこ盛り。今月の映画秘宝で言及したエイダン・ターナー主演希望のシリーズはこれ!映画好きにもオススメです! pic.twitter.com/qPspZB2fl6
— ♪akira (@suttokobucho) October 26, 2020
読み終わってしまった。シリーズ最高傑作だった。
— 青いおじさん (@dachikang) October 26, 2020
80〜90'sのUK音楽好きな人なら絶対に読むべき。
ギネスとシングル・モルトが好きな人なら絶対に読むべき。
タイトルにピンときたトム・ウェイツ好きなひとはもちろん絶対に読むべき。#ショーン・ダフィ#gunstreetgirl pic.twitter.com/OAVit2TNiP
読書雑感:ガン・ストリート・ガール(ハヤカワ文庫)
— zinsuke (@zinsuke_shigen) October 25, 2020
北アイルランドを舞台にした”刑事ショーン・ダフィ”シリーズ第4弾。今回も何気ない事件と思われたものが段々と別の様相を呈していくという展開。主人公ショーンと相棒クラビー、新しい部下ローソンのやり取りが個人的には好み。今作も面白かった。 pic.twitter.com/r83jIKrxWY
「ガン・ストリート・ガール」ラスト(29章)にちょいと驚くなど。そうなる?みたいな。ショーンの今後が気になるところ。次作も期待。
— zinsuke (@zinsuke_shigen) October 25, 2020
このシリーズ、北アイルランドでよく使われているという"aye"を「あい」と訳していて、それが何か独特な雰囲気を醸しているというか、個人的には好きやで。
エイドリアン・マッキンティ『ガン・ストリート・ガール』読了。ショーン・ダフィシリーズの4作目だけど、訳者の方がおっしゃる通り、これまでの中でベストだと思う。
— NAMINAMI (@sushi0928) October 28, 2020
エイドリアン・マッキンティの「ガン・ストリート・ガール」読了。
— teroyuki VMAXオーナーです。 (@teroteroyuki) October 27, 2020
舞台のアイルランドは確かに馴染みがなく歴史背景や紛争についても分からないが、偶然にも今日観た映画でもアイルランドや英のオックスフォード大学が登場していたので、歴史を勉強したくなってきた。
エイドリアン・マッキンティ著 武藤陽生訳「ガン・ストリート・ガール」読了。謀略と暴力の北アイルランド。あい、今度も勿論面白かったですよ。殺人のトリックを解くよりも、殺人に至るストーリーを解いていく感じで、私はこういう方が好きです。
— 植田 (@uedah1) October 23, 2020
早川書房「ガン・ストリート・ガール」4作目。巻を追うごとに面白くなる!事件さることながら、混沌する社会背景やら容赦ない暴力とビターな音楽の世界に酔う。北アイルランド抗争はおさえてから読んだほうが◎今回はショーン自身の深層心理に迫れて嬉しい。それにしても……女運なさすぎでは……? pic.twitter.com/cbKyHvCaw3
— asaumi (@asaumi_t) October 28, 2020
【あらすじ】
富豪の夫妻が射殺される事件が発生した。当初は家庭内の争いによる単純な事件かと思われたが、容疑者と目されていた息子が崖下で死体となって発見される。現場には遺書も残されていたが、彼の過去に不審な点を感じたショーン・ダフィ警部補は、新米の部下と真相を追う。だが、事件の関係者がまたも自殺と思しき死を遂げ……。混迷深まる激動の時代の北アイルランドを舞台にしたハードボイルド警察小説シリーズ、第四弾にして最高潮。
【書誌情報】
■タイトル:『ガン・ストリート・ガール』
■著訳者:エイドリアン・マッキンティ/武藤陽生訳
■本体価格:1,300 円(税抜)■発売日:2020年10月 ■ISBN: 9784151833069■レーベル:ハヤカワ・ミステリ文庫