ハヤカワ国内フィクション

220
記事

日本SFの新たな世代へ。第5回ハヤカワSFコンテスト受賞作、文庫版同時刊行!

2020年代に突入して、新たな局面を迎えている日本SF界。6月25日発売のSFマガジン8月号で「日本SF第七世代へ」という特集が掲載されることも話題となっています。その特集にも参加予定の第5回ハヤカワSFコンテスト大賞W受賞作家、津久井五月さんと樋口恭介さんの受賞作が文庫化! 6月18日に同時発売されます。
2084年の近未来東京を舞台とする都市SF『コルヌトピア』と、現代SF100年の総括と絶賛

もっとみる
ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
45

純粋な性と生のゆくえを描いた作品集。『ピュア』内容紹介

4月16日に発売された、小野美由紀さんによる短篇集『ピュア』。性と生、フェミニズム、官能といった要素をSF的な想像力で描いた5篇が収録されています。人と人との距離のありかたが大きく問い直されている2020年にこそ読みたい、肌と肌の濃密な接触が織り成す物語。

Twitterでのハッシュタグ企画 #自粛期間中に出た紙の本を買おう の一環として、本書の内容と、刊行から公開された記事を改めてご紹介します

もっとみる
ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
33

【マルドゥック・アノニマス5発売記念】たがの外れた思いつきイベント開催!

5月26日、『マルドゥック・アノニマス』の最新第5巻が発売になりました。それにあわせて「たがの外れた思いつきイベント」を実施します! 『マルドゥック・アノニマス』第5巻について、冲方さんがどのような修正を加えたがすべてわかってしまうかも……!?

【企画概要】
 バロットとアビーのオリジナルイラストをそえてツイートしてくださった方のうち、冲方さん&担当編集者陣がすばらしいと思った方全員に、冲方さん

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
29

北海道で、じわ売れ! 北海道×ローカル線のご当地ミステリ『留萌本線、最後の事件』(著:山本巧次)を知っていますか?

浦本はホームへの階段を下りる前に、窓から構内をざっと見渡した。この函館本線深川駅には、ホームが三本ある。駅舎のある一番線は、函館本線の上り列車用。間もなくやってくる上りの始発列車、札幌行き特急ライラック2号を待つ、数人の乗客の姿が見える。その次がすぐ下に見える、三番線・四番線ホーム。四番線には、たった一両の気動車が停車していた。浦本がこれから乗る、留萌本線の留萌行き下り始発列車だ。
 そしてその向

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
14

冲方丁による、現在進行形最高傑作『マルドゥック・アノニマス』最新第5巻発売

2015年に連載を開始した、マルドゥック・シリーズ最新作『マルドゥック・アノニマス』。待望の第5巻が5月26日発売になります。

■マルドゥック・アノニマス4巻までのあらすじ

『マルドゥック・スクランブル』から2年後――自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件捜査の日々を送っていた。
 そんなイースターズ・オフィスに、馴染みの弁護士サムから企業

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
26

最新の海外SF情報を知りたい方、必携!SFマガジン2020年6月号内容紹介

コロナウイルスによる緊急事態宣言下で、史上初の1ヶ月刊行延期となったSFマガジン6月号。リモートワークによる校了が無事終了し、5月25日(月)に発売されます。英語圏SF受賞作特集。表紙イラストは丸紅茜さんです。

◆短篇連続掲載開始!
とある「ブツ」をアメリカ大陸に運び入れる方法を探す男に、科学者が提案した驚異の方法とは
・「鯨歌」劉慈欣/泊功訳
解説 立原透耶

◆英語圏SF受賞作特集 監修:橋

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
50

ずっと一緒だった女子高の親友が、男に"変身"した。SF小説『バースデー』

2020年4月に刊行されたばかりの小野美由紀さんの作品集『ピュア』から、収録作のひとつ「バースデー」を毎日更新で全文公開します。
もしもずっと一緒に過ごしていた幼なじみの大親友が、夏休みの間に「変身」してしまったら? ある女子高に起こった「性」をめぐる事件を描いた、少し不思議な青春小説です。

小野美由紀『ピュア』
イラスト:佳嶋

 夏休み明けて学校に行ったら突然クラスメイトの性別が変わってた、

もっとみる
ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
106

SFM特集:コロナ禍のいま⑩ 津原泰水「SARS-CoV-2の物語」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。最終日の本日は、藤井太洋さん、津原泰水さんのエッセイを公開します。

―――――――

菊頭蝙蝠(キクガシラコウモリ)の細胞を住処にしていた或る構造体が人体という新天地を見出した、というのが僕が数週間に亘

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
51

SFM特集:コロナ禍のいま⑨ 藤井太洋「やってきていた未来と見逃した明日」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。最終日の本日は、藤井太洋さん、津原泰水さんのエッセイを公開します。

―――――――

 一月の十八日、私はリヨン図書館の司書室にいた。隣には夏笳(シアジア)が座り、テーブルの向こうからは、ロデリック・レ

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
39

SFM特集:コロナ禍のいま⑧ 林譲治「パンデミックの外と内の壁」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は長谷敏司さん、林譲治さんのエッセイを公開します。

―――――――

 SARS-CoV-2はなぜここまで拡大したのか? そこにはウイルス特性だけでなく、感染拡大が起こりやすい環境を人類は築いてきた

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
34