ハヤカワ国内フィクション

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日本のSFをパラダイムシフトさせた巨篇・小川哲『ゲームの王国』文庫発売

クメール・ルージュ時代のカンボジアを舞台にした1000枚超えの大作で、新人作家の第2長篇、そして上巻と下巻の間には半世紀の空隙……と、とにかく異例ずくめで2017年に刊行された『ゲームの王国』。世に出るや否や、まずSFファンを中心に話題となり、早々に重版が決定しました。
 その後、第39回吉川英治文学新人賞最終候補へのノミネートを皮切りに、第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞をW受賞、ジャン

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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SFとミステリの最高にクールなマッシュアップ短篇「魔術師」を無料配信します

2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞し、デビュー。そして、2017年に刊行した第2長篇『ゲームの王国』は第39回吉川英治文学新人賞最終候補に選ばれた後、第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞をW受賞した小川哲。彗星のごとく現れてジャンルの壁をやすやすとぶち壊した俊英の受賞後第一作となる作品集『嘘と正典』を、9月19日に刊行します。

その『嘘と正典』

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第31回山本周五郎賞、第38回日本SF大賞受賞! 小川哲『ゲームの王国』本篇冒頭「サロト・サル 一九五六年四月」公開

※書影は無償配信中の電子体験版にリンクしています

第一章 1

サロト・サル 一九五六年四月
プノンペン郊外、トゥールスバイプレイ

 闇の中からは、光がよく見える。チョムラウン・ビチア高校の歴史科教師サロト・サルは、子どものころからその諺を気に入っていた。暗闇から明るいものはよく見えるが、明るい場所から暗闇はほとんど何も見えない。この諺から「輝いているときこそ、足元の落とし穴に気をつけなければ

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