ハヤカワ国内フィクション

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【花田一三六の帰還】「私好みの理詰めファンタジーのにおい」「スチームパンク道中膝栗毛」「どこか海外翻訳小説ぽい雰囲気」「ボーイ・ミーツ・ガールであり一夏の冒険」【『蒸気と錬金』感想まとめ】

錬金術が発達したif世界の話で、私好みの理詰めファンタジーのにおいがする!

『蒸気と錬金 Stealchemy Fairytale』、書名の時点で勝っとるじゃろがい!

知らない作家さんだけど、タイトル・あらすじ・カバーのすべてが ”おもしろ” を照射しているので買った。

「スチームパンク道中膝栗毛」

二人のやり取りの「英語で書かれたものをニュアンス汲み取って和訳した感じ」がとても良かった。

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ありがとうございます!『これからの「正義」の話をしよう』もおすすめです
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機械の少女の初恋ものがたり~藍内友紀『星を墜とすボクに降る、ましろの雨』(ハヤカワ文庫JA)冒頭100ページを公開!



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ブリーフィング  星 の 眼

   〈0〉

 青臭く尖った芝に肘を刺されながら這い蹲ったボクは、玩具の〈ライフル〉に頬をつけてスコープを覗き込む。
 玩具、といっても地球の戦場では現役で活躍しているライフル銃とお揃いだから、結構重たい。玩具と呼ぶのはこの〈ライフル〉が、地球で人間の頭を飛ばしているものと違って銃弾を吐き出さないからだ。
 その代りボ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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