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ハヤカワ国内フィクション

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AI技術者、SFを書く。竹田人造インタビュー

AI技術者、SFを書く。竹田人造インタビュー

新作『AI法廷のハッカー弁護士』の発売を記念して、著者の竹田人造さんにインタビューを行いました。本職のデータサイエンティストがSF小説を書いた理由、AIが人の何を変えるか、魅力的なキャラクターの作り方、現実での裁判の面白さなど盛りだくさんの内容です。(聞き手&構成:担当編集)

■データサイエンティスト、作家になる

 ――竹田さんは2020年の第8回ハヤカワSFコンテストにて『人工知能で10億ゲ

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衝突まで0.5秒、車載AIによる最後の審判――「Final Anchors」配信開始

衝突まで0.5秒、車載AIによる最後の審判――「Final Anchors」配信開始

「天駆せよ法勝寺」で第9回創元SF短編賞を受賞した新鋭・八島游舷氏の、もうひとつの話題作「Final Anchors」を8月15日より電子書籍オリジナル版で配信開始しました。これからの人とAIの行方を問う、傑作SF短篇!

「Final Anchors」(電子書籍オリジナル版)

〈STORY〉サンフランシスコの交差点、2台の車の衝突まで残り0.5秒。

人間の反応時間ではもはや間に合わず、相手の

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ベストセラー『限界集落株式会社』の著者・黒野伸一が書き下ろす、少し未来の横浜、新しい家族の物語。『AIのある家族計画』冒頭公開!

ベストセラー『限界集落株式会社』の著者・黒野伸一が書き下ろす、少し未来の横浜、新しい家族の物語。『AIのある家族計画』冒頭公開!



 テレビのニュース速報で、恐ろしい事件のことをやっていた。
 鶴屋町のマンションで人が殺されたらしい。鶴屋町はわたしたちが住んでいる町から、わずか二駅のところにある。
 被害者は四十代の男性。鈍器のようなもので殴られ、頭蓋が大きく陥没。遺体は見るも無残な状態だったという。室内を物色した形跡がないことから、怨恨による殺人の線で警察は犯人の行方を追っている──。
 毎日テレビを観るけど、事件報道が

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