ハヤカワ・ノンフィクション

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「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが読む、人が鳥に言葉を教えた日々。『アレックスと私』解説

鳥たちが自ら発する「言葉」と、私たちの言語にはどのような違いがあるのか? ヒトとそれ以外の動物の持つコミュニケーションツールの間にある違いについて、世界中で研究が進んでいます。

その中でも、アレックスというヨウム(インコ)にヒトの音声言語を教えて交流したペパーバーグ教授の研究は、「動物の言葉」への考え方に大きな影響を与えたもののひとつでした。世界中のメディアから「天才」と呼ばれたアレックスと教授

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。

ある日、急に「ゼロ」を思いついたヨウム(『アレックスと私』より)

世界一有名な「天才」ヨウムとして知られるアレックス。そう呼ばれるようになった大きな理由は、語彙はかぎられていたものの、訓練によって学習した人間のことばを使って、ヒトとまっとうに交流できたことにあります。
しかし本書『アレックスと私』では、アレックスが訓練なしにとった「知的」な行動もたくさん紹介されています。あたらしいことばをつくり出したり、後輩に教えたり、人間をあざむいたり......。そんなエピ

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100の語彙を使ってヒトと対等に交流した世界一賢いヨウム、アレックスと研究者による感動のノンフィクション『アレックスと私』

はじめに世界で一番賢いヨウム「アレックス」と、ハーバード大学で化学を修めたのち動物心理学に活躍の場を移し、世界をリードする成果を残し続ける研究者、アイリーン・M・ペパーバーグによる『アレックスと私』(佐柳信男訳)を、ハヤカワ・ノンフィクション文庫から10月1日に刊行します。

『アレックスと私』は、アレックスが2007年9月に亡くなったあと、彼の研究者兼パートナーだった著者によって書かれた回想録で

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