ハヤカワ・ノンフィクション

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サンデル教授「この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。75から80%だ」ハーバード白熱教室・能力主義篇②

(ハーバード白熱教室・能力主義篇①はこちら)

ハーバード白熱教室・能力主義篇②(全2回)
私の報酬を決めるのは……

サンデル 前回の講義の終わりに、君たちの生まれた順番について、調査を行なった。その結果、この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。
 75から80%だ。分配の正義について考えるときに、なぜこれが重要なのだろうか。
 前回議論した、分配の正義に関す

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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サンデル教授「君は自分の力で最初に生まれたのかい?」ハーバード白熱教室・能力主義篇①

ハーバード大生のマイクは、自分の努力が報いられる「能力主義」のシステムが理想だと言うが……。

ハーバード白熱教室・能力主義篇①(全2回)
勝者に課せられるものサンデル 今日は、分配の正義[分配的正義、distributive justice]の問題に取り組みたい。私たちはどんな原理に従って、富や権力、機会を分配するべきか。ジョン・ロールズはこの問いに詳しく答えている。今日はその答えを検討しよう。

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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【いまを生き延びるための哲学】マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』累計100万部突破!



(写真禁転載)

マイケル・サンデル/鬼澤忍訳『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』が累計100万部を突破しました(電子版を含む)。

初版の刊行は2010年5月22日。日本がまだ、東日本大震災もコロナ禍も経験していなかった頃のことです。

それから10年間、私たちが読み継いだ「いまを生き延びるための哲学」。

特に、本書を通じて広く知られるようになった「トロッコ問題

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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中国に「正義」はあるのか? マイケル・サンデル待望の最新刊『サンデル教授、中国哲学に出会う』はしがき

はしがき 中国、マイケル・サンデルと出会う

by エヴァン・オスノス(全米図書賞『ネオ・チャイナ』著者) 

2012年10月のある晩、私は中国の南東岸に位置する厦門大学のキャンパスにいた。講堂の外には学生が集まっていた──建物に入れる人数をはるかに超える学生が。私はドアの内側に立ち、紅潮した若々しい顔がますます増えていく様子をガラス越しに眺めていた。警備員が群衆に向かって落ち着くよう呼びかけて

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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