ハヤカワ・ノンフィクション

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小説案を5つ 円城塔

作家というものを仕事にしている。
 どちらかというと、想像でものを書いていくタイプである。嘘のような本当の話、本当のような嘘の話というものを扱わせればそれなりだと、自分では考えている。
 自分のような書き手にとってチャンギージーの『ヒトの目、驚異の進化』はもうこれだけを元ネタに小説を5、6本はひねりだせようという代物である。ふつうに書評を書くよりも、この本を読んでこういう小説を考えた、という着想を

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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「読んでて心拍数が上がる」「至高の一冊」「興奮が止まらない」「傑作本格ミステリを読んでるような知的興奮」「SF好きは必読」「一種の虚構論」「目はすごい」「軽妙でクソ面白い語り口やべえ」「目からウロコの見本市」ーー4刷決定『ヒトの目、驚異の進化』読者の声part3

発売から20日で4刷が決定した、マーク・チャンギージー『ヒトの目、驚異の進化――視覚革命が文明を生んだ』(柴田裕之訳)。現在、Amazon「科学読み物」ベストセラー1位、「ビジネス街で売れているベストセラー・ランキング」(週刊ポスト)新書・文庫部門9位など、ベストセラー街道を爆走中。「目の本が一体なぜ?」と思われる方もいるかもしれません。そんな疑問に答えるべく、Twitterの皆様の熱い感想をまと

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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この文字列を読んでいるあなたの脳でいま起きていること、あるいはリアルの虚構性

by早川書房ノンフィクション編集部

ノーベル賞作家のジョゼ・サラマーゴは、『白の闇』(雨沢泰訳)で失明のパンデミックを描いた(新型コロナウイルスが世界的に蔓延する社会状況に合わせたのかどうか、本書は3月5日に河出文庫より文庫化された)。

作中、感染者を診察することで自身も感染・失明した目医者の男は次のように内言する。

目が見えないため、病人の肌の青白さや、毛細血管の充血による赤みに気づくこと

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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これは「自らを知りたい」すべての人のための本である――養老孟司氏が語る『ヒトの目、驚異の進化』

Twitterでバズりにバズり、発売即3刷の話題書『ヒトの目、驚異の進化――視覚革命が文明を生んだ』(マーク・チャンギージー/柴田裕之訳)。本記事では、東京大学名誉教授・解剖学者の養老孟司さんによるレビューをお届けします。「解剖学は人体を「見る」学問である。それなら「見る」ことがよくわかっていたかというと、ちっともわかっていなかった」と語る養老先生が、本書に学んだこととは?

 ソクラテスは「汝(

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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