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#新型コロナウイルス
【冒頭一挙公開】マイケル・ルイス『最悪の予感 パンデミックとの戦い』機能不全の政府 vs. 異端の医師
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はじめに 失われたアメリカ人
本書の出発点は、あまり褒められたものではなく、なかば義務感、なかば日和見主義だった。トランプ政権の前半、わたしは『The Fifth Risk(第五のリスク)』という本を書いた。そのなかで、連邦政府を「実存するさまざまなリスク(自然災害、核兵器、金融パニック、敵対的な外国人、エネルギー安全保障、食糧安全保障など)の総合的な管理者」と位置づけた
パンデミックは人災か?——池上彰によるマイケル・ルイス『最悪の予感』巻末解説を特別公開!
死者100万人、世界最大の「コロナ敗戦国」となったアメリカ。そのウイルス発生初期、パンデミックの襲来を的確に予感した人々の苦闘と挫折を描く世界的ベストセラー、『最悪の予感 パンデミックとの戦い』(マイケル・ルイス【著】、中山宥【訳】、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)が本日発売されました。
本記事では、綿密な取材と巧みな構成で「失敗の本質」を暴き出す本書の魅力、そしてアメリカのみならず日本の「失敗
これがポストコロナの世界の設計図だ! ビル・ゲイツ最新刊を特別公開『パンデミックなき未来へ 僕たちにできること』試し読み
いまだ明確な打開策を見いだせない新型コロナウイルス感染症に対して、その次に現れるかもしれない未知の感染症に対して、私たちはどう立ち向かうべきか?
慈善家そして希代のイノベーターとして世界の健康・開発問題に携わってきたビル・ゲイツが、最新科学とデータをもとに、パンデミックのない希望の未来に向けた指針を明快に語るのが新刊『パンデミックなき未来へ 僕たちにできること』(山田文訳、早川書房)。世界20カ国
早川書房より日本語版緊急刊行決定!ビル・ゲイツ最新刊『パンデミックなき未来へ 僕たちにできること』
早川書房より、ビル・ゲイツ最新刊『パンデミックなき未来へ 僕たちにできること』を2022年6月25日に刊行します!気候変動が引き起こす大災害の予測とそれを防ぐ方法を説いた前著『地球の未来のため僕が決断したこと』(2021年8月刊)に続く待望の新刊は、最新科学とデータをもとに新型コロナウイルスへの取り組みを分析し、政府、科学者、企業、そして個人がすぐに取り組むことで実現できる「次のパンデミック」を起
もっとみる「日本国際賞」受賞!カタリン・カリコ博士のワクチン開発秘話
mRNA研究者のカタリン・カリコ博士が、科学技術の分野で優れた業績を挙げた科学者に贈られる「日本国際賞」の今年の受賞者に決まりました。カリコ氏はこれまでにも、日本の慶應医学賞、そしてドイツやヨーロッパ、アメリカなどの数多くの賞を受賞しており、「ノーベル生理学・医学賞の有力候補」と報じられたことも。
彼女は現在、ドイツ・ビオンテック社の上級副社長をつとめています。ハンガリー出身でアメリカ・ペンシル
【冒頭40頁を一挙公開】一気読み必至の人間ドラマ!『mRNAワクチンの衝撃』
好評発売中の『mRNAワクチンの衝撃』(ジョー・ミラー、エズレム・テュレジ、ウール・シャヒン:著、石井健:監修、柴田さとみ、山田 文、山田美明:翻訳)。
ドイツの小さなバイオベンチャー企業は一体どのようにして歴史的なワクチンの開発にわずか11カ月で成功したのか? 一足先に刊行されたイギリスで「小説以上にサスペンスに満ちている」と形容されている通り、本書では、社運を賭けた決断、息詰まる交渉、意外な人
【続々重版】機能不全の政府 vs. 異端の医師たち。マイケル・ルイス『最悪の予感 パンデミックとの戦い』冒頭40頁(はじめに・プロローグ・第1章)一挙公開
まったく無関係に生きてきた人々の人生が、コロナ禍により交錯し、危機に立ち向かうーー。当の英雄たちは、それをまだ知らない。
2003年、ニューメキシコ州アルバカーキ。13歳のローラ・グラスが科学研究コンテストのために考案したのは、コロナ禍でいま誰もがみな遂行している「ある方法」だった。
2014年、カリフォルニア州サンタバーバラ郡。保険衛生官のチャリティ・ディーンは特殊な観察眼と実行力をもつが、
もはや対岸の火事など存在しない――『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』文庫版訳者あとがき
感染症対策人類最後の砦たるアメリカ疾病予防管理センター(CDC)。
その活躍を描いた『ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘』(エド・レジス/渡辺政隆訳、ハヤカワ文庫NF)が7/22に発売となります。
文庫化に際し新たに加えられた渡辺政隆さん(サイエンスライター、東北大学特任教授)の訳者あとがきを公開します。
■文庫版訳者あとがき
二〇一九年末に中国に端を発した新型コロナウイルス感染
悪夢はまだ、終わっていなかった。殺人ウイルスの次なる標的は……『ホット・ゾーン』第2章「伝染」全文公開
第1章「森の中に何かがいる」の全文公開が阿鼻叫喚を巻き起こし、発売2週間で2万部を突破した『ホット・ゾーンーーエボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々』(リチャード・プレストン/高見浩訳)。本記事では第2章「伝染」を全文公開します。恐怖はまだ、終わらない。
*まずは第1章からお読みください↓↓↓
伝 染
1980年1月15日
看護師やアシスタントたちがストレッチャーを押して駆けつけた。急いでモネを
科学ノンフィクションと文芸の新たな可能性を拓いた画期的傑作! 『ホット・ゾーン』レビュー by 瀬名秀明(作家)
第1章全文公開が阿鼻叫喚を巻き起こし、発売即重版が決まったリチャード・プレストン『ホット・ゾーンーーエボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々』(高見浩訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。でもこの本、ただ怖いだけではないんです。本書のエポックメイキング性を、『パラサイト・イヴ』などで知られる作家・瀬名秀明氏が語ります。
マールブルグ、エボラ・ウイルスの脅威を描いた『ホット・ゾーン』はウイルス・ノンフ
発売即重版!『ホット・ゾーン』読者の声「もう知ってるものしか食わねぇ」「これ現実にあったの? SFじゃなくて?」「あまりにも怖くてキレてしまった」「ジワジワ伏線を撒いているのが手に取るようにわかる」「ミッドサマーに近い癒しがある」
5月22日(金)に発売したリチャード・プレストン『ホット・ゾーンーーエボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々』、こういう社会状況にもかかわらず(いや、だからこそ?)多くの方に手に取っていただき、早くも重版が決定しました!
本記事では読者の皆様から頂いた絶叫の、ほんの一部をご紹介します。
Twitter上にはこれ以外にも無数の阿鼻叫喚が飛び交っていますが、とりあえずこのくらいにしておきましょう。
「感染症への理解が深まる」「まさに今読むべき本」「気持ちが鎮まる」「必読です」『コロナの時代の僕ら』刊行の反響
「家にいよう」
「躊躇したぶんだけ、その代価を犠牲者数で支払う」
「この大きな苦しみが、無意味に過ぎ去ることを許してはいけない」
2020年2月末から3月中旬のイタリア。新型コロナウイルスによる感染者、死者は増加を続け、医療体制は日に日に逼迫(ひっぱく)し、外出は禁じられ、人々の繋がりは絶たれていく。
突然訪れた非常事態を生き延び、この後にやってくる「コロナの時代」を歩んでいかなくてはならない
非常事態下のイタリアから、日本へ宛てたもう一通の手紙。『コロナの時代の僕ら』より「訳者あとがき」
編集部より「今、このときに読んでほしい」。そんな考えから、全文の公開を行ったパオロ・ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』。全文公開は4月12日19時をもってすでに終了してしまいましたが、たいへん多くの方々に読んでいただき、感想をお寄せいただいたこと、ありがとうございました。
本文の後日談であり、多くの方からご高評をいただいている著者あとがきは公開を続けております、ぜひご一読ください。
今回は、本
何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開【終了/著者あとがきのみ継続】
編集部よりイタリアの小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』の全文を、著者の特別な許可を得て、2020年4月10日19時より48時間限定公開(終了しました)します。緊急事態宣言下の日本において、今、このときに広く読まれるべきテキストだと考えたからです。
本書は、イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった本年2月下旬から3月下旬に綴(つづ)られたものです