ハヤカワ・ノンフィクション

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冤罪から陰謀論まで 〈道徳感情〉で世界を読み解く【管賀江留郎×橘玲 特別対談】

冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌――すべての悲劇の根本原因は、私たちの〈道徳感情〉にあった! 冤罪事件の考察を通じて人間本性を抉る話題作、管賀江留郎『冤罪と人類――道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。本書の刊行を記念し、著者の管賀氏と、『言ってはいけない』『上級国民/下級国民』などの著作をもつ作家・橘玲氏との特別対談を公開します。

冤罪と道徳感情橘 『冤罪と人類』を

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ゴダールやジーン・セバーグは『ラストタンゴ・イン・パリ』をどう見たのか?『あなたの名はマリア・シュナイダー』試し読み

2011年に58歳でこの世を去ったフランス出身の女優、マリア・シュナイダー。彼女は19歳のとき、新人女優ながら主演マーロン・ブランドの相手役として『ラストタンゴ・イン・パリ』のヒロインに抜擢されるも、監督ベルナルド・ベルトルッチによる性的なシーンの強行撮影で心に深い傷を負ってしまう――。
「70年代最大のスキャンダル」と呼ばれたこの作品を、ジャン゠リュック・ゴダールやジーン・セバーグなどの綺羅星の

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サンデル教授「この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。75から80%だ」ハーバード白熱教室・能力主義篇②

(ハーバード白熱教室・能力主義篇①はこちら)

ハーバード白熱教室・能力主義篇②(全2回)
私の報酬を決めるのは……

サンデル 前回の講義の終わりに、君たちの生まれた順番について、調査を行なった。その結果、この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。
 75から80%だ。分配の正義について考えるときに、なぜこれが重要なのだろうか。
 前回議論した、分配の正義に関す

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サンデル教授「君は自分の力で最初に生まれたのかい?」ハーバード白熱教室・能力主義篇①

ハーバード大生のマイクは、自分の努力が報いられる「能力主義」のシステムが理想だと言うが……。

ハーバード白熱教室・能力主義篇①(全2回)
勝者に課せられるもの

サンデル 今日は、分配の正義[分配的正義、distributive justice]の問題に取り組みたい。私たちはどんな原理に従って、富や権力、機会を分配するべきか。ジョン・ロールズはこの問いに詳しく答えている。今日はその答えを検討しよ

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「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み



マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』鬼澤忍訳、四六判上製、4月14日発売予定

【試し読み】

容認されている最後の偏見

イギリス、オランダ、ベルギーで行なわれた一連の調査で、社会心理学者のあるチームがこんな発見をした。大学教育を受けた回答者は、教育水準の低い人びとに対する偏見が、その他の不利な立場にある集団への偏見よりも大きいというのだ。この研究者チームは、高学歴のヨー

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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