悲劇喜劇

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記事

カミュ・ニーチェ・アルトー:フランス演劇の70年とともに         堀切克洋(演劇批評家)

「悲劇喜劇」2019年11月号では、フランスの小説家・劇作家であるアルベール・カミュを大特集しました。44歳でノーベル文学賞を受賞し、不慮の事故によって46歳の若さで亡くなるまで、小説『異邦人』や戯曲『カリギュラ』『誤解』などを発表。その作品は「不条理」とそれに対する「反抗」というテーマで貫かれています。

フランス在住の演劇批評家・堀切克洋氏が、フランス演劇の戦後七十年の歴史にふれつつ、これまで

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【特別寄稿】佐々木敦「松原俊太郎は現代日本演劇における新たなる劇作家の時代を切り拓くだろう」(悲劇喜劇2018年1月号)

以下、悲劇喜劇2018年1月号より。

松原俊太郎は「戯曲の時代」を幻視する

佐々木敦(批評家)

劇作家不遇の時代だと思う。
演劇は幾つもの要素から成り立っているが、現在活躍中の演劇作家の多くが「劇作家、演出家」であり(更に「劇団主宰」であることも多い。この「劇団」という語の定義もかつてとは違うのだが)、戯曲を書くこととそれを演出することがひと続きの作業であるとされていることがしばしばである。

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